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毎日は同じことの繰り返しのようでも
少しずつ違っているものだから
通勤電車の吊革をつかむ
君はまるで風に揺れる果実のように
その身を進行方向に傾けている
列車のドアが開くたび
....
母さん僕は
あなたの子供であることを何度
嫌味っぽく言ったかしれない
似ていると感じるほどに
それを振り払うような喧嘩を何度
繰り返したかしれない
そんな母が
「田舎に帰 ....
ふいに君と目があってしまったから
とっさに空を見上げて
あっと声をもらしてしまった
そんな僕を見て
君も不思議そうに空を見上げる
めずらしい鳥が飛んでいたんだよ
なんてもっとも ....
(ぽとり)
点滴1本3時間
(ぽとり)
ペンとノートがあったら詩の一つでも書けそう
だけど悲しい詩になりそうだから書かない
(ぽとり)
透明なビニール容器から
半透明 ....
手をつなぐように立ち並ぶ
銀杏並木の下を歩く
影踏みをしながら
陽射しを避けて木漏れ日をぬう
揺らめくカーテンの折り目に隠れるように
柔らかい幹に身体をあずければ
背中から伝わる
静 ....
遠い、遠い、記憶の中
不安で、不安で、しかたなかった
つないでいた手を
ほどかれたとき
まるで自分の一部を失ったかのように
泣きじゃくった
子供の頃
デパートのおもちゃ売 ....
散らかした記憶をかき集めるようにして
作った万華鏡を
揺さぶってできた小さな窓の中には
ゆるゆると回転する色彩
現実はいつも空回りしているから
わたしたちはいつも何かを求める
それは留 ....
PULL.さんのベンジャミンさんおすすめリスト
(97)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
その角度で
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ベンジャ ...
自由詩
9*
05-6-1
始発に乗って母は田舎に帰る
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ベンジャ ...
未詩・独白
9*
05-5-31
そのとき鳥は飛んでいなかった
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ベンジャ ...
自由詩
6*
05-5-26
やっぱり悲しい詩になってしまう
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ベンジャ ...
未詩・独白
15*
05-5-24
銀杏並木
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ベンジャ ...
自由詩
5*
05-5-6
その手をはなさない
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ベンジャ ...
自由詩
10*
05-5-2
「万華鏡」__【やったよ!100行連詩】
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ベンジャ ...
自由詩
6*
05-5-1
1
2
3
4
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