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踏み込んだ厚顔無恥

連鎖はずれの
滅びの土足
いきなりの土足

打ち込まれる
鉄板、鉄板、鉄板、鉄板・・・・

演出されるセレモニー


まるで
スローモーションを見るよう ....
もう、かれこれ二時間ばかり
ゴカイの長い横っ腹に
食らいついてはいるが
どうしても
飲み込めないでいる

隣の奴は
ゴカイの頭の方に回り込み
うどんでも食うように
つるつると
器用 ....
エアロバクターも
エントロバクターも
黙として
デトライタスを
食っている。

ただ
ひたすらに
原始の記憶
そのままに。
交差点に立ちながら考えた

なぜ俺はここにいるのだろう
紺色の制服の中のそのまた中は
少しも変わっていないのに

化石となって考えた
風がひゅーひゅーなっていた
女子高生が華やかに通り ....
高慢娘のおまえが

夏の光にパラソルさして

これはまたなんと恥ずかしそうな!

小指の先まで恥ずかしそうな!
いちにちじゅう
いつもここにたっている
へんなやつがいるんだ。

なにをするでもなく
ただぽつねんと
くうきみたいに。

やつは
あのころの
おれかもしれない
これからの
きみ ....
哀しみが
哀しみの
首を絞めている

絞められた哀しみは
椅子に座ったまま
うなだれ

絞めた哀しみは
ぽっかりあいた空洞を
もてあまし

ただ
じっと
人である哀しみに
 ....

午後
湖まで
二万歩を歩く
ふたりで歩く
途中
息づかいが消え
ふり返ると
青桐の葉を持って
笑っている。


タバコを買いに
五階をくだる
ふたりでくだる
途中
 ....
ぶつぶつと
涙吹く
蟹たちの
{ルビ現実=うつつ}を食って
それでも
なお
風をみつめている
ずっと
風をさがして
生きてきた

たとえば
こんな
よく晴れた日には
釣り竿を担いで
山に行くのがいい

頂に着くと
{ルビ草原=くさはら}に寝ころんで
釣り糸を垂れるのがい ....
名前は?

いちおうクサノダイゴという記号はある。

どこから来た?

あの空のむこう。

歳は?

知らない。

仕事は?

ささくれ屋本舗

具体的には?

心 ....
あとらさんの草野大悟さんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
干潟の風景〜いきなりの土足- 草野大悟自由詩3*04-8-16
干潟の風景〜トビハゼの生きざま- 草野大悟自由詩5*04-8-5
干潟の風景〜泥中の虫- 草野大悟自由詩2*04-8-1
立番- 草野大悟自由詩7*04-7-26
Photo- 草野大悟自由詩6*04-7-14
海辺の野良犬- 草野大悟自由詩6*04-7-7
哀しみ- 草野大悟自由詩504-5-30
風の残り香- 草野大悟自由詩604-5-28
Dream_Feeder- 草野大悟自由詩304-5-27
風を釣る- 草野大悟自由詩7*04-5-18
職務質問には- 草野大悟自由詩9*04-5-16

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