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     かわく かなしみ
     うたう さんだる

     なでる ひかり
     わらう このは
     すける わだか ....
信号の点滅に呼ばれて
急いではいないのに駆け足になる
有り余る時間よ早く進めと
走る 走る 白と黒

手を繋いできた暗い道を
引き返す時は街灯が冷たい

ほんの数時間離れることが
温 ....
子どもたちの語彙が拙いから。

とんぼ
だけど

高いビル
飛行機
ねこ
ぬれてる
もうツバキが、
だって
ともだち
晴れ
寒い
/ぼくらの/聞こえないうた/呼ばないで
 ....
蟻だ
物凄い数の蟻だ

僕は
涎を垂らしながら
テレビのニュース映像に
釘付けになっている

パレードだ
角砂糖の数珠繋ぎだ

僕は
指をくわえながら
熱狂と陶酔の蟻の行 ....
 
あなたへ直線をひけないので

円をかく

今日も円をかく


 
{画像=120729111956.jpg}


夏の朝は
牡蠣殻がプッと息を吐き
bulletが恋しい季節です

秋には死んでいるだろう
冬には死んでいるだろう

夏の朝は
牡蠣 ....
雷鳴のち雨
支えきれなくなった
重みに
洗濯物はらりと落ちた
足元
輝く糸屑が大きな雲の形を縁取って絡まっていた
冷んやり
靴は履いてなかった

真実を知りたくて
でも私はいつも間 ....
未来は、けぶる朝霧の中から、わたしを迎えにきた。草木眠る大地をならして、止まった。吐いた蒸気は霧の中に消えて行く。ドアが開くが、降りる客はいない。この機関車は乗る客しかいない。

私は未来に乗る。 ....
すっかり きれいな
さっぱり わかれた
そのかお わたしは
みずべで ねそべり
きーんと きこえる
はてのね ふれたい
むりなの わかった
みんなが ないてて
わたしは わらった
し ....
昨夜の口喧嘩の
後始末もそこそこに
降り止まない雨の中へ
ぼんやり歩き出す

昨日より重い靴底
視界に覆い被さる雨傘
押し黙ったまま濡れる自転車
舗道にすがりつく安売りのチラシ
 ....
こんな朝に
カラスのカの字もありゃしない
太陽はふやけた面の木偶の坊だ
白い国道の上
黒いおまえは完全に死んでいる

暗がりのおまえは
いつも何かを舐めていた
おまえが前を横切る時には ....
おやすみなさいをゆうために

こんなに遅くまで起きてました。


明日は学校だってゆうのに

遅刻したら怒られるかなあ。


本当はね今日会いたかったです。



 ....
秒針が地球儀のようなものを一周すると、
あなたは
いたずらに、ひとりごとを歌った

残像になった月曜日を憂うよりはやく、
空は、当たり前のように青みを誘って
駆け抜けてしまった


 ....
             雨が降ったので
             濡れながら歩いた
             無口になりたかったから

             雨が降ったので
  ....
<1>

これがなければ
生きることができなかった

これがなくても
たぶん死ねなかったけれど

これがあったほうが
人様に迷惑をかけない
はずだった

これがあったほうが ....
どこでもない幸せは
どこからやって来るのだろう
何も見えない心の奥底か
からっぽの場所に吹く風か

何気ない言葉は
どんなに深く軽い想いから生まれるのか
この思いは誰も知らない 見つから ....
まつげの先にくっついているのは
きっと、全てからこぼれたひとかけら


布団からはみ出た指先の冷たさに驚く
そういえば昨夜見ていたニュース番組で
朝夕の冷え込みに注意しましょう
とか何と ....
あなからこどもが零れ落ちるように
夢をみている
いつか
あなたの我慢がフローリングを濡らしたように
だれかの白い肌がりんごのように


なめらかな弦
だれの望みだろうか、
夜は ほん ....
もう一度と
願う君の横顔を
遠い私はおぼえよう
海が壊れた日を
忘れない私たちの
手がどれだけよごれていようとも
互いにだきしめあいながら
月は敵でも味方でもない
その光は冷え切ったこの身を温めてはくれない
ただいつも美しく
いつも見つめてくれるだけ
月は訴えることはしない
だが証人にもなってはくれない
寡黙な隣人だ
星もそ ....
すきとおった
あしたには
もうない
なみだが
ふったりやんだり
しているなかで
きれいだねと
いってみたり
かなしいねと
いってみたり
それだけで
ときはすぎてくから
きれ ....
ノートに身を投げましては
冬の景色になみだを浮かべる
あなたの口に添えた言葉を
死なせてしまった

息を止めて泳ぐ生活のなかで
このわたしに
はじめての名前がつきました

やわら ....
かなしげなものを見て
かなしげな目をしてみる
少年が駆けていって戻らない
就職する葦たちの中で
僕も書かれていくけれど
一般相対性僕は濡れているので
エントリーシートにはのらない
特殊相 ....
高い空から

ゆっくりゆられ

ゆっくりゆられ

落ちてきた

ひとひらのゆきのかけらは

頬をひやりと撫でて

消えていく

耳奥のずっとまだ奥の

しぃーんとした
 ....
小さな虫が
私の絵の中で死んでいる
6号カンバスの隅っこで
描きかけの絵の具に肢を取られて
チタニウムホワイトの上で死んでいる
ささやかな着地の代償として
ささやかな苦悶に果て
ささやか ....
彼女が話す
僕が聴く

彼女が 引き続き話す
僕が 引き続き聴く

やがてこの身体は 彼女の声でいっぱいになり
両耳から注ぎ込まれた言葉が
目から 鼻から
(口はまだ 我慢強く結ばれ ....
こんもりと雪に覆われた朝
夢中でついばむすずめたちは
埋もれることもなく
枯草を折ることもない
だがまんまるの愛らしさは鋭い冷気への対抗
食糧不足は天敵も同じ
生きることは戦い
いの ....
灯から生まれる水が
夜の路を照らす
壊れるほどまぶしく
消し去るほどまぶしく


同じ速さで遠去かり
同じ間隔に並ぶ柱に
隠れては隠れては現われる
互いを互いに映し出 ....
何かをしようと思うのですが何をしていいのか解らず
家に一人でじっとしているのも寂しいものですから
出来るだけ服を着込んで嵐の様な風の夜に
月を見に出かける事にしたのです

月には雲がかかった ....
月明かりの無いよるだっていいさ

どうせ宇宙は暗黒

ササクレだった心だっていいさ

時間がやわらげてくれるし

君の名前はあの星の名前だ

プレアデス星団


流れる宇宙風 ....
佐藤章子さんの自由詩おすすめリスト(65)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はるの_くわだて- nonya自由詩21*13-4-14
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永訣の朝- beebee自由詩25*12-7-29
雷鳴のち雨- 焼墨涼自由詩4*12-7-16
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だだだだ- 佐伯黒子自由詩20*12-3-5
表面張力- nonya自由詩28+*12-2-25
ジンクスが死んだ朝- ただのみ ...自由詩25*12-2-19
女の子- 自由詩712-1-27
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仮面- nonya自由詩27+*12-1-6
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ともだちのかお- 朧月自由詩612-1-5
すべてが敵でも味方でもなく- ただのみ ...自由詩14*12-1-3
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空白にする- りこ自由詩311-12-30
さすらい- めー自由詩411-12-29
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