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   膝をたたみ 目を伏せて
   思い出すのは
   折りたたまれた空に見つけた夏のかけら
   黒髪が 風を誘った雨上がり

   わたし ここで猫が飼いたいの
 ....
夕暮れに
ひめりんごの花弁が
雪のように散ってゆき
落ちた先は
あの子の眠る
寒い土の上でした


最期の言葉も
交わさぬまま
突然
冬空へと消えた
一つきりの ....
消えていく記憶の
映像はやがて
色あせた
一枚の写真になって
避けられない風に
彩りをながしてしまうの


くるくると
回る
地球儀の おと


重ねた手のひらの微熱 ....
千月 話子さんの嶋中すずさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
落下する、夏の質量- 嶋中すず自由詩4705-9-11
花の墓標- 嶋中すず自由詩43*05-4-29
白黒のフィラメント- 嶋中すず自由詩4305-4-18

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