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百合が
その体を天に向けて開いている
掃き溜めのスターゲイザー
星の見えない夜には
星たちのことを話して過ごします
星の見える夜には星を見ているからね
時刻は
トッケイ時計が告げ ....
たとえば南極、太古の地下湖
掘削機の先端が届く寸前に
掘削を止めたボストーク湖
地下四千メートルの手前
突進しがちな地球人でも
こんな風にたまには
触れるべきでないものには触れずにいる ....
ゴブリンのゴブレットには
詩がもられている
ふゆるはるる
スイートピーひとつで
羽の生えた船が作れます
ほらこれはキール
冬に婚ふ
秘めがちな姫君
パエトーンの落とし子たち
....
光ろうとも
光らせようとするでもなく
ただ
感性には自信があるというひとよ
静止している物体が
一見いつまでも静止していられるからといって
今生この宇宙は今のところ膨張しているわけだし ....
詩せずして詩かばね拾うものなし
詩しても詩かばね拾うものなし
さびしいことだが我が道を行く
実はそんなにさびしくないし
落ちている花々を踏みしだきながら
mizunomadokaさんの海里さんおすすめリスト
(5)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
移ろいの容器
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海里
自由詩
2
12-5-30
アース・アタック!
-
海里
自由詩
1
12-5-30
88鍵のためのエチュード
-
海里
自由詩
3
12-5-24
感性には自信があります。
-
海里
自由詩
3
12-5-24
詩せずして詩かばね拾うものなし
-
海里
自由詩
4
12-5-24
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