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夕だちが風をおこす
わたしの中にはわたしを包むたくさんの気泡があって
ひしめき合い、じぶんのかたまりをばらばらにしている

夕だちのあとにふく風は、プリズムの階段に繋がっている
そんな寓話を ....
時とは寂しい
この地面に落ちていった葉っぱも
さわさわと生きていた
黄金色の頬を
なびかせているあの草むらも
あおくあおい雲を柔らかに包んでいた

てのひらもそうさ
結び合うことでかた ....
この樹にとって僕は何であり
僕にとってこの樹は何であるのか

ポケットの中で問いつめたくなる季節がやってきた
僕が立ち去っても
鳥たちを集め
僕がゼロになっても
無の中で
散り続ける ....
私は白い風の一切れの布
陽に織られた交差のひとつ
あるいは帆として光りの波を漕ぐ
私は白い風の一切れの布
織り込まれた出会いの中に
これからゆく海の広さを知らない
だが私
人に羽織られ
 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
プリズム浸透膜細胞- T.L自由詩412-5-5
てのひら- T.L自由詩412-1-9
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