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数千億の水の龍が
大地に嫁ぐ音で
安らかに{ルビ微睡=まどろ}む
頭蓋の裏窓から眺めるよ
天よりただその為に落ちる
水の龍達よ
すまない
君らを救えないが
私は救われた

頭蓋の裏 ....
 
 
想いが募れば募るほど


激しく燃えるともしびよ


己の想いを命とし


燃える運命(さだめ)のともしびよ


いつかは消えると知りながら


想いを燃やし続けてる


全ての想いが尽き ....
また差し歯がとれた
一年で三回目
歯を磨いていたら音もなく
歯医者もさすがに見過ごせなくなったのか
作り直しましょう
と言った
しかし
それでだめだったら入れ歯ですよ
と続けた
僕は ....
繭の中身を確かめに
ヴェランダからするんと
カーテンを伝って降り
君の夢へ移動する

月無き夜のこと
君の小さな体に
無数に穿たれた
秘密の森のこと

心に生い茂る銀色の
すすき ....
わたしの中は

内臓とか
血とか
脂肪とかじゃなくて

海 が広がってるんだと思う



わたしの泣き虫のレベルは
ランクをつけるならAAAだ

本を読んでは泣き
曲を聞い ....
カラカラに乾いておりました、

何もかもが強い陽射しに溶けて色を失い、

ただ真っ白に輝いておりました

遠くから観る僕は
映画館の銀幕よりも、いっとう大きな銀幕の一番前に立って、眺めているよう ....
ー少年はマナウスを夢見ていた
 川の対岸に沈む夕日を
 アマゾンの熱い空気圧を
 しかし、

川の向こうの水平線に
大きな夕日が沈む時
マナウスの熱い夜が始まり、
船が夜の川をゆっ ....
少し遅刻気味の進路

ミスを気が付いて自分を呪った

あの頃に戻りたいのはみんな同じ

いつの間にかに出来上がった

シークレットエンディングを

見るための条件は

どれも自 ....
ある日僕は泣くことを憶えた


僕は
手をせいいっぱい伸ばして
大声を上げて
あなたを呼ぶのだけれど
僕は
あなたの名前を忘れてしまう
生まれる前から
知っていたのに
あ ....
幸せは
あなたがいて
わたしがいること

月に食べられた太陽の
その切れ端を見ている

絡めた指先と肩に触れる体温
鼻を寄せるとほんのり汗の匂い
暑いね、ってつぶやく

 ....
井の中の蛙を掌にのせて
珍しそうに眺めながら
「大丈夫だよ」と彼女は
うわのそらでつぶやいた

程好いぬくもりにとろけて
居眠りしていた蛙は
「大丈夫だよ」という言葉を
うっかり「好き ....
   あなたを見つめていたいだけ
           あなたに刹那でも振り向いてほしいだけ

 こんな淡いだけの中途半端な気持ちじゃ伝わらない

      触れるより近くあなたの視界の全 ....
リタ。さんの自由詩おすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水の龍の嫁ぐ音- 瑠王自由詩6*09-9-30
‐ともしび‐- ‐弘‐自由詩209-9-21
ただ生きているだけ- within自由詩11*09-9-10
月鳴夜- 瀬崎 虎 ...自由詩17*09-9-2
奇海な言い訳- 愛心自由詩13*09-8-31
八月九日、帰り道- 遊佐自由詩8*09-8-8
マナウス- ……とあ ...自由詩9*09-8-8
グッバイグッバイグッバイ- こめ自由詩2009-8-8
祈ることを忘れたのはいつからだったんだろう- まさたか自由詩109-8-7
日食- まさたか自由詩209-8-3
井の中の蛙_未練を知る- nonya自由詩16*09-7-26
恋する女性{ヒト}に_1- もこもこ ...自由詩4*09-6-30

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