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大学ノートの罫線を
上手になぞるように生きていきたいような
焼却炉にプリント
ぜんぶ突っこんで 旅に出たいような
そんな気分の隙間で大学に通い
夜風のぬるさに救われている
明日が定期試 ....
夏の日のスイカよりも好きになりたい
大きなスーパーマーケット
よごれた小川
眠る幼児
泣いてる大人
そういう日々が
ありふれた風景になって
傷つくことを忘れても
夏の日のスイカ ....
鈴にたとえて考えたい。わたしの体のなかにおそらく百個の鈴がぶらさがっている。怒りが最高潮まで達するとそのすべてが鳴りだして、もうそれ以外なにも聞こえなくなってしまう。光のような音がオバケみたいにわたし ....
後ろめたいことを
ひとつ
打ち明けるとするならば
あなたに気に入られたいと思っている
とおい
まぶしい
記憶の中
あなたの隣りでわたしはいつも笑っている
あなた以外の
....
中央線の人身事故を
今日も見て見ぬふりをしてやりすごす
誰かの血で洗われた今日という日の肌を
おざなりに撫でることでなだめすかしても
誰かの死んだレールの上ではくつろげないから
今日も夜 ....
辞書で引いた、誰も知らない昔の言葉より
たった1人の
きみの名前が世界でいちばん美しいのに
今日こそすばらしいことを発明できるような気がして
また赤い日記帳を開いてしまうから
その白い空白が ....
あなたがあんまり優しいから、ため息をついてしまいたくなるんだよ。朝露のように現れて薔薇のように砕け散ったあの日の予感を、今もお守りみたいに首からつるして生きている。何かに喩えようとしてはどれものびやか ....
たましいの裏庭で
待ち合わせたあの子はまだこない
チューリップもこんなに咲いちゃって
写真なんか撮らずに通り過ぎるくらいには
禍々しく咲き乱れているのに
シャッター音が嫌いだから
写真 ....
毒づきたくて見あげたはずの
夕焼けが綺麗で
たとえわたしがポエマーでも
言うことなんか何もないくらい
それはあらかじめ完成された一編の詩となって
目の前に広げられていたから
もう死にたくっ ....
声を聞きたくないときにかぎって電話は鳴る。
どうやらきみは、わたしをカウンセラーか何かと勘違いしていて、
一心につくせば必ず、労働に見合った甘いお菓子をくれるとでも思っているようだ。
そんなわか ....
ゴースト(無月野青馬)さんのユッカさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
衝動
-
ユッカ
自由詩
3
14-7-23
夏の日のスイカよりも好きになりたい
-
ユッカ
自由詩
4*
14-7-14
鈴の比喩
-
ユッカ
自由詩
8*
14-6-9
洞窟
-
ユッカ
自由詩
7
14-6-5
電車が参ります
-
ユッカ
自由詩
2
14-5-8
赤い沈黙
-
ユッカ
自由詩
3
14-5-8
光の体
-
ユッカ
自由詩
3
14-4-30
天使の真似事
-
ユッカ
自由詩
8+
14-4-19
絶望はいつもまぶしい
-
ユッカ
自由詩
7
14-3-27
きみはハズレ
-
ユッカ
自由詩
5+
14-2-6
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