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花火はまるく枯れていきます
ショーケースの中の目玉焼き


煙の輪
海月だよね

水族館で青い光に泳ぐ球形の
触手は意思もなく揺れていて
夜を渡る浮遊はそれぞれに
腕を伸ばす
 ....
あがけ


足掻け私の体
むちゃくちゃに大気を削り取れ

コンクリートのような大気から
私を絡め取る大気から

私が逃げれるように
俯いて歩く帰途で雨が降り始めた

ぽつ ぽつ 

街灯近くで
白い線が
流れていく

また俯き歩き出した

ぽつ ぽつ

一つの雨粒は歩道に落ちて
街灯の光を映し返し
次第 ....
歩いている
歩いている

歩いている

やはり
歩いている



のようなところを
雑草が茂っていて
誰かがいつか通った
だろうと思うけれど
他の人はいないから
分から ....
イマはミライを疑わない

風はココを吹きすぎてもなお
そのままソコも吹きすぎるもの
そしてぐるり巡ってきて
おはようと挨拶をする

顔のない明日も顔のない風が
巡ってくる

それは ....
夜が桜の木にも降りかかり
薄い色の花びらがしっとりと
闇を含んでいる

あちらには街灯に照らされ
少しばかり暖かそうな
桜の並木道

少し通りを外したここにいるのは
花びらの明るさが ....
ゴースト(無月野青馬)さんのはてさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
- はて自由詩315-11-5
大気を削る- はて自由詩215-7-16
雨の観察- はて自由詩1*15-6-30
見えないわけじゃないけれど見えるわけでもなくて- はて自由詩4*15-6-22
エマ- はて自由詩2*15-6-6
夜の桜- はて自由詩3*15-4-1

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