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海に階段が見えたらのぼりましょうか。 つきとほしの光をふんだんに使った階段はとてもきれいですよ。 えいえんはとおいですが。
「えいえんとは マカロンの色ですか? ワインの年月ですか? シナモン ....
真夜中タクシー、ランドマークは、レンタカーショップ。
跳寝ル。
シュワって熱が弾けて、空気に溶け込んだ。
想 良好的時間。
君がくれたプレゼントに気 ....
「僕たちは遠くの遠くの空の向こうへ行かなくてはならないのだと生まれる前から約束されていたのだけれど、」
(蠍は現実のなかから降りてきていました。
機械鳥は最後に僕か君かを選ばなければなら ....
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「――光は痛いですね。
きみは風にのれば影がなくなるのをしっていますか?
きみの記憶は焦らずに、
ゆっくり歩いていけば自然と埋まってゆくでしょう。
きみよりも地面 ....
誰にもなれないきみがすき。
誰にでもなれるきみがすき。
たとえ、誰になったって
たとえ、何にもなれなくたって
きみはきみで、ぼくはぼく。
....
泣きたくても泣けなかったあの日
こえもでずに
ひとりぼっち
とりのこされていた。
きみがいなくなってから、
なにかが、たりなくなりました。
ぼくの、いちばんまえにあったもの
....
私はどうやって来たのでしょう
甘い香りに誘われて
無数の刃に追われて
広く遠い空を目指したか
眠り川面を漂ったのか
振り返ると山はきれいに潰れ、海はきれいに埋まっていました
....
此処までがわたしで
彼処からをあなたとすると
あなたは夢をみるだけ夢から離れると云うことになります
行進する群れの中から
あなたひとりだけが選ばれたと云うことなのでしょう
上へと還る ....
雲から降下してみたけどパラシュートが開かないよ
だいすきだった人形を捨て 騒がしい街にさよなら
必死の両手も振りほどき
過去の夢には 泣いてすがって
霧の兆しに合図する手を排ガスに感染 ....
わたしにはわたしが見えて、わたしはわたしに会いたかったのに母はわたしに会わせてはくれないどころかわたしには狐がとり憑いたのだと言います
わたしはわたしに会いたいだけなのに、です
わたしが向 ....
ねぇ、そのまま。
目を覚まさないで聞いて。
あたしたぶんきっと、
きみのことが、
だいすき。
いつも軽く言ってるけど
本当は無駄に動揺してる
気づいてないでしょ?
たぶんも ....
君は暮れ果てた記号の森ふかくで永遠と出逢うだろう
僕は知っている 泳ぐのを止めてしまった魚 そして地獄を
君は目を醒ますことなく星を抱いている 月光を 浴びながら
甘い偽 ....
わたしは消えてしまった光をのみこんでおちてゆくので
海へとかえってしまう
小さな夢が微笑みながらわたしのほうに歩いてきて
わたしは夢の続きへとはいっていかなくてはならない
(教 ....
(もううんざり!!)
ほらほら、教室から飛び出した鳥、夢のなかの数学の授業で先生が言っていました、「死が我々の隣にないのであれば私たちは消えてしまうしかない!」って。――ねえ、先生、も ....
世界はいつも濡れていて 陽射しが人々を焼こうともすぐ隣では雨滴が垂れていました
四月 世界の中心 学校の工事は水の神様に赦される為
海へと続く道を狭めていた街路樹をまずは ....
通りをまっすぐ行ったところに置かれた忘れ物よりもむこう
右へ右へと使われなくなった線路を歩いていくと役目を終えて眠りについた人形がいます
そこには電車と同じで動かなくなった時にだけ優しくさ ....
初めてをしよう
一つ分かつまで
何が見える
それを話していた
外から窓は白くて
君と話すこと決めた
夜は見えない
息や声、目の動きも
分つ病が欲しいこと
愛してゆけること
....
雷鳴よ、
私を垂直方向に裁いてから誘拐してください
アイスピックのようなもので行為を強要し
体で完済できたなら、愛してください
雷鳴よ、
胎児のひらめきと死者の虚偽を報告いたします
行 ....
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