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ぼくが遅れてきたからね
君のことが見つからなくても
しかたのないことなんだ
いつも遅れてしまう
バスにも試験にも
日焼けしたり、泣いたりするのも
少しだけみんなより後で
時計やカレン ....
月が銀青色に染まる時
ユニコーンが目を覚ます
冷たく輝く月の光に
象牙色の角が光り
キーンコーン
青白い星は夜を彩る
のっそり起き上がったユニコーンは
青い瞳を輝かせ
暗い森の中を ....
秋めいた頃
あの丘の上に
古城があったような気がします
前に見たことあるような
なつかしい
古城があったような気がします
それから何日か経って
私の心に古城が建ちました
前 ....
きらきら きらきら
シルバースター
しんしん しんしん
夜の音
ぴかぴか ぴかぴか
イエロームーン
ぴこぴこ ぴこぴこ
空飛ぶ円盤
朝はこくこくと
近づいている
青空の色を教えて欲しい
熱帯の色を教えて欲しい
と女は言う
なんだかこの世の終わりから2番目のような
質問をしてくるので
わたしは無口になった
海へ行ってサングラスかけて
焼 ....
通学途中のサイクリングロード
今日、
見つけた屍骸は5匹。
太陽は
相も変わらず肌を痛めつけるが
もう 日焼け止めなどは塗らずに
あえて抵抗しないことに ....
星も見えない
どこまでも暗い夜
ごうごうと唸る夜の咆哮と
草原を吹き渡る風の音だけが響く
僕はひとりきりの部屋で
夜が明けるのを
時が訪れるのを
ただじっと待っている
わずかに僕を ....
海だって
ずっともぐれば
マントルに着くし
空だって
ずっとのぼれば
宇宙になるし
宇宙だって
ずっとずっと先には
きっと終わりがあって
永遠なんて どこにも存在 ....
お互いグーしか出せないから出会えたんでしょう?
他に出せる手があると知りながら。
僕がなかなか寝ないので
ママが「おやすみなさい」の森へ
行きなさいと言った
僕はしかたがないので
安心毛布を引きずって
「おやすみなさい」の森へ向かう
森は暗くて静かだった
誰もいな ....
どこにも行かないで
そばにいてみつめて
月も凍えるこんな夜は
誰もが人恋しさに震えながら
星の{ルビ運命=さだめ}に想いを寄せるの
流星がスパークしながら
落ちて行くわ涙のように
....
月明かりに揺れる影を追いかけて
僕は真夜中を走り抜ける
君の姿は見えないけれど
きっといつかつかまえてみせるよ
みんなが寝静まった真夜中
僕たちは追いかけっこをする
君はうまい具合に影 ....
くちべにがなかったので
苺ジャムを のせてみた
妖しく光るくちびるは
あまい香りとふつりあい
苺畑に迷い込んだ王子様が
このくちびるに
くちづけ ....
何を書きたいのか忘れてしまった
....
恋の天使は皆の周りにいるのです
じゃぁ、なんでもてない人がいるのかって?
それは、天使は恋を運ぶだけだから
自分が恋なんてしたことがないから
いつも恋とは違うものを運んでくる天使も ....
ガムってすごい恋愛の基本だと思うんだよね
その存在自体とか
言葉の重さとか
銀紙の包み具合とか
甘さとか
すぐ捨てられるところとか。
宇宙のはての匂いがする
白いキラキラした星屑を溶かしていく
ブラックホールをかき混ぜる
それを胃の中で
ビックバンさせて甘い顔する君は
悪魔かい?
青いリボンが似合ってる
テディベアを抱いて
恋の炎を静かに燃やして
君の顔を見て
静かに告白
月がちりん、と
揺れました。
電車が自殺志願者をひきました
おかげで電車は遅れました
電車を待っている人は文句を言って
係員さんはアナウンス
と死体集めの為の袋を持って走り回ります
家族は悲しみます
{引用=そんな ....
傘を被った
恥ずかしそうな月の光に照らされた
これまた恥ずかしそうな真っ青な花
あんまりにも
恥ずかしくなって
膨らんで 膨らんで
真っ赤なお花になっちゃった
真っ赤 ....
恋の雑草を切ってみよう
無駄なものに違いは無いから
けたたましく鳴く蝉の声
夕立を示す雲
君の差し入れの レモンジュース
すっぱいからね、と言ってた君の声
あぁ 僕は全部を ....
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