やっぱり(笑)
愛され系でいきたいし(笑)
夜中に冷蔵庫とか(笑)
あけちゃうし(笑)
死んじゃうくらいの恋(笑)
セックス(笑)
愛されてるって実感(笑)
ナヤミとか(笑)
プチ ....
もしかしたら
体操着にむしり付いた草色の滲み
それが好きだったのかもしれませんね
ちかくにある明かりは 忘れがちですが いつもあぶないのです
ぐんぐん伸びた背たけ
そういえば電球 ....
カラビナ、切っていくんだろ
お前の自我が燃えている
こちらの電車が燃えている
スタンダードな鉄柱の
かすれた声は裏側に
山手線の内側で
正しい摂理を殺したら
徐に雨が降っていた
足 ....
血がでてるよ
言われて気付いた
そういえば痛い
なでるような叩くような信号が破壊されてるような
感覚
いつ配線を傷つけたのか
正常のなかの異常な部分がむきだしになる ....
スライスしていた
ざっざっざっざと
タマネギは薄くなって水に落ちてゆく
やがてそれは
水を吸って透明になる
繊維が網の目のように残り
噛むと 少し甘い
僕の指がスライスされたとき
....
ぼくはおんなのこ
夜中にまちがい電話して
あわてて言い訳して切った
気がついたら朝
半分くらいはかなしい
もう半分はあわてておぼえてない
ぼくはおんなのこ
ほんとうは誰が好きか知って ....
きみは煙突の上に立っている
煙突の上に立っている
夜景をマジックでひきつぶしたような
煙突の上に立っている
燃える夜空の裂け目のような
煙突はそびえ立つ
きみは煙突のへりに立ち ....
飛び魚が川を逆流しながら跳ねてる 胸焼けを起こしそうな景色 を手を繋いでみている ぼくときみ ぼくときみ ぼくときみって言いたいだけの 今日が連鎖している そのうちしなくなる そういう景色 トゥデ ....
?.
眠っているとき
おまえは
ほんとうだから
なあ
なんで
眠っているときだけ
おまえは
本当なのかな
?.
....
おっぱいにちょっとだけ毛がはえてて
かみそりをあててみる
ちぎれそうで、
思想、がたりないから
ぼんやり眺めていた朝
クッションをぶんぶん振る
にぎる
もしかしたら、わたし
も ....
目覚まし消して20分二度寝
軽くヤバス
やばいけど煙草を吸う
そしてなぜかいつもより丹念に今日着ていくニッカのコーディネートを選んだりする
少しうんこが出そうなのでうんこをする
マ ....
「めそめそさん」
ある朝目が覚めると
隣に知らない女の子が寝ていた
くびが細くて大きい目をしている
名前はめそめそさんというらしい
それからぼくはめそめそさんと暮らしている
....
イーサーになりたいと君が言った
そんなものはないと俺が言った
星、星、と君が言うから空を見れば海だった
水と煙に呼吸があるなら
与えられて/合わさって
灰水の洩れる絶望が
生まれる時の絶望 ....
「春のはじまりに」
春のはじまりに
ぼくらいい気になって
待ち合わせをして
薄着過ぎるままで
ふたりで桜めざした
*
始めのうちは
すこし肌寒いけど
これ ....
君に対する僕の心は
ほとんど愛で
蝋燭たてとか
傘たてとか
ドアノブとか
靴べらとか
そういうものに
僕はなりたい
....
四月の一日から友人夫婦の修羅場に呼び出され
よくわからないままに俺も怒鳴ったり泣いたりして
俺なんてなんの関係もないのにね
かえりみちで
ずいぶん簡単なことで幸せになってしまえるひとた ....
「リスト」
僕の昔の恋人に
いつも左手首に包帯を巻いている子が居た
最初は自殺未遂かと思ったが
そうではないらしかった
理由は訊かなかった
彼女は毎日包帯を ....
生きている もーん
――だから?
いえ・・・・
でもなお、生きているよ
煙草を一本、吸って
屁をする ブー
さら
さら
潮の匂いにみちた風が
木々の枝 ....
ある
ありふれた
想い
という
呼び名の比喩が
争え
という
プログラムの元
生まれて初めての出航をし、
次の刹那
辿り着いた先が
温かい
実は
腹の上
だったと
結局
....
かいてみる そんなきぶんで
きがるにさ ざつだんするよ
いみもなく かねも名もない
せいかつに あきれたひびが
ひびわれて きらきらわれて
とびちって ときにはらじお
ききながら でんきを ....
長い年月を波に洗われて打ち上げられた
流木のように古びた椅子に座っている
おまえがいるだけだった
正午の青空のした 影もなく
呼吸さえ 受動で
降りかかる陽射しに ....
雨が降ってた ・ シャワー
雪が積もった ・ かき氷
晴れ間が差して ・ ライト
並んで踊った ・ ワイパー
ふたたび雨が ・ 涙の雫
そして ・ アンド
木々を剪定した ・ ....
"i"
嘘の恋も重なれば
いつか本当の恋になるんだろうか
なんてテレビを見ながら
桜が見たいとか
"i"
とりあえず
ひとりで ....
紫色の彼女、
真っ青なままの春に
真っ赤な口紅で
毒を吐いた
内出血みたいだ、美しい。
スニーカーから
ピンヒールに
履き換えて
社会を
カルマだと
置き換えた
....
ひとそれぞれだという。十人十色だという。解釈はそのひとの自由だという。
それはそれできっと素晴らしいことなのであろう。
ただここで残念なのは、いくらそう声高に主張してみても、
どうやら世の中に類 ....
また去年と同じ
桜が咲いたらあの公園まで歩こう
伸び過ぎた黒い髪を夜風にさらし
二人どきどきしながら、少しずつ触れ合った
そんなことを思い出しながら
この坂道を踏みしめ歩く、一歩、また一歩
....
稲妻でみんな酔って終われるって言うから此処に来た
だから早くそれを出せばいい
そう言いながら手を傷つけて血を流しながら
貝殻を握りつぶしている友達を笑って見ている
俺たちはライトアップ ....
そして日々は
あっち行って
こっち行って
僕らみんな
あっち向いて
こっち向いて
ほい
ほい
ほいほいほい
しっぺ
でこぴん
....
扉が開く
扉が閉まる
最後の客人が去って
君の誕生日は終わる
ソファーに残ったやさしい温もり
弾けないピアノ
吸えないタバコ
ところで
光より速いものが存在しないのならば ....
1.
男の精液ってさ タンク一杯の梅酒みたいだよね
タオルを集めていると香恵ちゃんがつぶやく
なにそれどういうこと
上の部屋に オーナーがおいてった梅酒があるんだけど
....
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