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わずか一小節程の残像を残して
君は飛び立ってしまった
それは砂粒のように粉々に散らばり
私の生きる所々にふと
瞬間を運んでくる
まるで他愛もない他人との会話の中に
あてずっぽうに出 ....
暦を焦がすようにして
君を忘れていきます
久しぶりに私の想像するところ
君は今でも顔の前で手のひらを上に広げて
風を乗せたり散らしたり
不明瞭な気配を集めたりして
今日を楽しんでいるの ....
ねむたくて ねむたくて
ほんのちょっとだけって
目をとじたら
夜のくぼみに
ポチャンと落ちてしまった
うす目をあけて まわりを見たら
そこはとろんとした 夜がみちていて
ぼくは ....