ゆうぐれにあめふりやがって
しゃくなげつぼみ
 わらってんじゃねえ

 みちみちみちてめぶくって
いのちつぶふくむ
 いろづくまもなしものくろがなし

 ふりかえれまえみろうせろ ....
光と影の間を
息継ぎしながら泳ぐ
いつか
天国に近い島まで
行けるだろうか
Oh,今宵 金星の真下に三日月が!

何と申しましょう
トルコの国旗を縦にして いえいえ
モーリタニアの国旗を藍で染めたよう
ちょっとした回教徒気分にございます
その贅沢な、可憐な様をどう ....
荒川放水路にかかる鉄橋に
次兄とぼくは向う
川の土手にある踏み切りから
線路にはいる
手をおくと微かな震え
枕木に膝をついて
線路に耳をつける
太鼓の低い音
「電車がくるぞー」
ぼく ....
 確か柄谷行人氏が、どこかで、「私が論じている精神分裂病(?)は実際の精神分裂病とはまったく関係がない」、とか言いながらも、でもそれについて色々と語っちゃっていて……。
 あと岸田秀氏とかも、この人 ....
{引用=――昔の旅を思い出して}


海沿いの
裏の国をさまよっていた
背後に山が迫る狭い平地で
当然のように道に迷った

時はゆっくりと勾配し
私に追いつきつつあった
いくつかの ....
{引用=
籠の中の小鳥たちが寄り添って
ささやいている姿を眺めながら
アルコールを呷り言葉と戯れる

自己意識を突放し抹殺し
消失にのみエクスタシーを求める者は
虚無が広がる世界に
制 ....
{引用=
外は薄曇り、カーテンの隙間から差し込む淡い光に目を細め、髪をかきあげた。
一つ、息を吐き酒臭い部屋に溶け込んだ、雲のような意識の中で、とてもよくない夢を見たらしい。

夢は、ただ冷た ....
夕暮れの窓辺で君は、膝にとまる蚊をみていた。君は決して蚊を叩かない。君は蚊に刺されながら、蚊よりはるかに太く鋭い刃に刺されることを夢みる。僕は刃を持たない。君が蚊に刺されるのを見ながら君の髪を撫でる。 .... 恋をしよう上から目線で言われても



春はもうどうでもいいから冬をくれ



おまえらの押し付けた春しるものか



春かんで春ひり出して万金丹


 ....
 『在沖縄海兵隊グアム全移転』という議論(英語訳された記事『官僚が隠す沖縄海兵隊グアム全移転』をめぐってhttp://po-m.com/forum/myframe.php?hid=3387)については .... どこの誰かは知られたくない
知られりゃ捕まるに決まってる

ほんとうに偶然なの
女子トイレに入ったのも
汚物入れの中を覗いたのも
そこにあったものを拾って
ポケットにしまったのも
あな ....
ジャーナリスト田中宇氏の記事『官僚が隠す沖縄海兵隊グアム全移転』がJapanFocusというサイトに英文で掲載されている。

http://www.japanfocus.org/-Tanak ....
           その

           せんじょうを 
           ゆるやかにたどる

           双葉にゆるりと
           人さし指をひとつた ....
はたらく お兄さんよ
わかいうち 修行さ

はたらく お兄さんよ
下っ端は 修行さ

上からみりゃ まだまだ
頼りないのさ

下からみりゃ なんでも
知っているのさ

はたらく ....
米軍再編成計画の一環に「2014年までに、第3海兵機動展開部隊の要員8000名とその家族をグワム島に移動する」というプログラムがあるという。日本の外務省はこの「8000名」とは「司令部中心」の人員であ .... お好み焼きちょうだい
と声かけて
奥からハーイと生返事
大丈夫かなぁと思いながら
しばらく待っていれば
窓の外に山が見える
頂上はきれいな銀灰色
杉の梢は空高く
引っ張ればぼろっと落ち ....
たぶん美しい音楽というものは、一様に譜面にオタマジャクシが奇麗に並んでいるものだから考えさせられてしまう。いろいろなことをいろいろなことではない!と、思っている。その出口がどこかにあるのではないかと。 .... 途端にわからなくなる

昔みたいにものごとを考えることがなくて
一人暮らしを好みたいから
料理が楽しいと言ってみたりする



途端にわからなくなる

酒で溢れた大部屋も
男の  ....
春は、未だ寒く。なりそこないの私たちは溶
けることも出来ずにいます。雨が降ればもう
少しですか。非常階段に押し込められた人た
ちが、境目を見失って何処にも行けずに。溶
け始めた掌を胸に当てて、 ....
あの子のあだ名は赤リュック。


これは自分の中での共通のあだ名。



いつも赤いリュックを背負って


授業中も、美術の時でさえ

それを手放した所を見たことが ....
私かて10年前の文章を発表したくなる気分のときはある。そして実際にお蔵から引っ張り出してきたこともある。しかしいまそんなことやろうとは思わない。そんなまどろっこしいことやってられっか。世の中はすでに変 .... ただ少し口に入ればいい
最初の動機はそんなもの

何となく物足りなくて
少しだけ勿体無くて
細かく噛み砕いてみると
随分と違う味がするもので
気がつけば虜になっている

僕にとって君 ....
パンと珈琲と絶妙な目玉焼き―
それだけで

眼差しと沈黙と即席の悪意―
それだけで

唇と両腕とベッドの上で呼ぶ名前―
それだけで

朝と昼と自分だけの夜―
それだけで、十分だなん ....
             花屋敷のジェットコースターが
             崩れ落ちそうに走り抜けて行く

             いいじゃない
             ガタガタが新 ....
悲しくて、哀しくて。
ふいに零れた涙には、その悲しみと哀しみが含まれていた。

だが、それに気付いたときには、既に時は遅く。
慌てて捕まえようと手を伸ばすも、僕の涙は排水溝に流れ落ちてしま ....
高いところが好き、
ふわっと、吸い込まれそうな地面と
緊張で直立すらも、頼りなく感じて
力の入った足が飛びそうになる

本当のところは、高いところが怖い
落ちたら死ぬってわかってるから
 ....
{引用=

よくわからない
そんなよくわからない感情もよくわからない

満ちて満ちて
それだけでいいはずのものが不完全になっている
理由をさがす指先が紫になっている雨の日に
隣人の嬌声 ....
セットの中の港は、別の映画の城塞都市が映り込まないように
南の湾頭に作られていた。
粗末な麻の半袖を着た少年が靴磨きの練習をしている横で
ドレスを着た女の子が心配そうに台本を眺めている。
 ....
それは誰かにとどけ忘れた
たとえるなら即効性の
殺意みたいなものによく似て
河原で骨になった
後ろ足が一本欠けた猫の
雨に洗われた眼窩の悲しさによく似て


真夜中にだけ客を探す
 ....
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