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目を瞑って鍵盤にそっと乗せるだけで
軽やかに舞い始める私の十本の指
やがて目の前にお洒落なショパンが現れて
揺れる私の肩をそっと抱いてくれる
「お母さん、私ピアノを習ってみ ....
「会社が潰れるかもしれない…」
夫が青白い顔でポツリと言う
「そう。じゃあ、じたばたしても仕方ないわね」
私は、パッションフルーツ入りの
プレミアムヨーグルトを食べながら答える
視線はス ....
生と死、幸と不幸を分ける境界線の
なんと曖昧なことか
一体彼らが何をしたというのだ?
彼らと私の違いなど何もないではないか
奪われた二万千五百十名もの尊い命
決して癒えきれぬ悲しみを不意 ....
雛人形は海を渡らない
「今日は雛祭りよ」
「雛祭りってなあに?」
童話を聞かせるように
雛祭りの話を聞かせる
「ふ〜ん」
それはまるで
おとぎ話よりも遠い世界のお祭りごと
....
2月3日 午後8時
そうだ、今日は節分ではないか!
豆まきをやらねば、と突然思いつき
子供達を呼ぶ
「ねえ、豆撒きやるよ〜。おいで〜。」
「豆撒きってなあに?」
「節分の豆撒きだよ。」 ....
次女の髪を梳いた櫛に付着していた
薄茶のフケのようなもの
それが動いた!
二ミリにも満たない生物が
私に与えた衝撃
一体どこでうつされたのか?
GHQが散布した白い粉によって
やつらは絶 ....
カーテンを開ければ あたり一面銀世界
「朝食食べたら、雪だるまを作ろう」
ホストファーザーが誘う
「えっ!でも私会社に行かなくちゃ!」
「えっ!何を言ってるんだい?こんな日に会社に行くバ ....
その人に投げかけた孤独が
勢いよく跳ね返されてきて
私の胸に鮮やかな痣がプリントアウトされた夜
傷だらけの そのくすんだ球を
手毬のようにつきながら
迷い込んでいくサイバー・ラフォーレ
....
膝下五センチのスカート丈
三つ折りの白い靴下
おかっぱに切りそろえた髪
私は校則通りの平凡な中学生
ふくらはぎ下までのスカート丈
伸ばしたままの靴下
パーマがかかった茶髪
そう、あな ....
赤は止まれ
青は進め
黄色は注意
生まれて初めて知った
極めて普遍的な社会ルール
それは母が私の手を握りながら
真剣な面持ちで教えてくれた
その日パシフィックノースウエスト地方を吹き ....
小林螢太さんの夏美かをるさんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
頼りないショパン_不器用なベートーベン
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夏美かを ...
自由詩
31*
14-4-9
プレミアムヨーグルトを今日も買いに
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夏美かを ...
自由詩
31*
14-3-23
二千十四年三月十一日に
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夏美かを ...
自由詩
24*
14-3-15
雛人形は海を渡らない
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夏美かを ...
自由詩
19+*
14-3-3
節分_in_アメリカ
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夏美かを ...
自由詩
26*
14-2-4
ミクロの脅威_マクロの奇跡
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夏美かを ...
自由詩
23*
14-1-31
スノーマンと雪だるま
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夏美かを ...
自由詩
34*
14-1-12
サイバー・ラフォーレ【電脳の森】
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夏美かを ...
自由詩
26*
13-12-19
さくら色の息吹
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夏美かを ...
自由詩
33*
13-11-27
赤・青・黄色
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夏美かを ...
自由詩
28*
13-11-11
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