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物語を終えて、影ばかりが白く、うつし身より抜けて落ちる。うなだれ歩む私に踏まれ、足跡が明るく、目眩がする。

(あれは何時のこと、砂利の上に転がる私の首が波に洗われている。薄曇りの空には天女様がい ....
いつか死ぬんだ、ジュクジュクした桃色の
痺れまくりのコギトの裸体に
はしる痛覚のノイズは白く、潮騒

宇宙に放り出されている、寝ぼけながら
いつの間にか物語らしきものを持っていました
生き ....
ゆるさない、しずかな鬼が
胃のうらで体育すわりをしてる
午前8時の喫茶店にて

ゆで卵のむき出しの
黄身に塩がかかりすぎて
窓辺から光さすきらきらの
砂丘はじごくでした。小さな人が
登 ....
骨のはら、平らかにひろがってゆく
りと、たってしまう。そよぐ音が、声が
あることの根をふるわせよ、ふるえ、よ、と
しきいにふれるか否かの下方でなる

よよ繰りかえす「ことのね」のれつ
おん ....
君の指先は、瞳のようにひらかれた触覚をしている
私の顔など、誰よりもよく捉えていて
鼻筋は好きだが唇は嫌いと、批評も手厳しい。

ある日、乾き荒れた私の背中を撫でて
「頑張ってきたね」と、ふ ....
小林螢太さんの青木怜二さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
よをまたぐ。- 青木怜二自由詩417-2-4
コギトを寝かせて- 青木怜二自由詩1*16-11-18
けさのじごく- 青木怜二自由詩3*16-11-16
よにふる、雪。- 青木怜二自由詩6*16-11-13
瞳のように触れる、君へ。- 青木怜二自由詩316-11-7

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