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合気道の稽古で
左目を傷つけた
痛風の発作が
右の親指の付け根に出た
車庫入れのときに
自動車を壁でこすってしまった
黒皮の財布を失くした

それでもぼくは
幸せであると唱える
 ....
不意にこころに訪れる黒い種

夜道で
声をかけられる
ぼくの横隔膜が振るえ
喉まであがってきた声がつぶれる

職場で
背後から近づいてきて
落ち度を探る視線の先が
サンダルを履いて ....
挨拶したのに
ぼくを見て
顔を横にして
何もいわない人の
その一瞬が
ぼくのこころに
小さな傷を作る

返さない人の
こころのうちは
苦しくはないのだろうか

その人のことを
 ....
眠りは死の子ども
一日一日
気づかないうちに大きくなって
やがてぼくと等身大になると
目覚めることがなくなるのだろう

いつその日が来るかわからない
いつそうなってもいいという
準 ....
小林螢太さんの殿岡秀秋さんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ぼくは幸せである- 殿岡秀秋自由詩914-4-1
不安は詩の母である- 殿岡秀秋自由詩614-3-17
無視されたら- 殿岡秀秋自由詩814-2-15
眠りは死の子どもである- 殿岡秀秋自由詩914-2-1

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