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終わる今日─

退屈な日でした
蒸れた空ばかりがずっとつづいていて
胸もとをぱたぱたさせながら
ヨーヨーを垂らし
駄菓子屋のアイスボックスの底から
メロン味をたぐり寄せ
南極の怪獣を想 ....
セックスをもたらさないベッドがある
枕をはずして
もし何かをみつめてるとすれば
終わりのない色の
壁の終わり
空間にとっては軽すぎるものだろう

夕暮れに蛇をつかまえた
金はいつも夜に ....
足跡は雪にさらわれ 残されたのは 爪さき立つ



奪われたのはまなざしのゆくえ
なにも照らせない光が
ひしめいている

(今日わたしができることは思い出すことをやめること) ....
スツールに置いたスタンドライトの明かりが
薄い紙を透かして
褪せた文字を
一ページさきに触れた指の影に落とす

あてどもなくゆれ 、よぎる
ライオンの夢



眠りが獲物と結 ....
ミッションの合間に 、ウォツカで居眠りする
宇宙飛行士の寝息が
聞こえる
冬空の下

震度2弱で
きっと倒壊するアパートメントで
きみのお腹に手をあてると
豊かなかわいい水の流れを ....
小さいころ、春になると
ばあちゃんと手をつないで
つくしを摘みにいった
いつも風が強くて
河川敷にはいっぱい
つくしが伸びていた
シャツにてんとう虫をつけて
ビニール袋につくしとタンポポ ....
自由気ままでさ
陽気で乱視なナンシーはさ
なにもかもうまく掴めないからさ
大好きな街角を印象派みたいにさ
淡く滲んで歩いてさ
知ってる人や知らない人にさ
軽やかに挨拶してさ
スキップ ....
小林螢太さんの末下りょうさんおすすめリスト(7)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Fw:- 末下りょ ...自由詩10*17-2-9
セックスしたかった- 末下りょ ...自由詩14*17-2-3
白い沈黙/のために- 末下りょ ...自由詩4*17-1-25
よぎる- 末下りょ ...自由詩8*17-1-16
ラブチュッチュ- 末下りょ ...自由詩4*17-1-12
つくしの佃煮- 末下りょ ...自由詩12*14-3-25
乱視なナンシー- 末下りょ ...自由詩4*14-3-14

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