すべてのおすすめ
平日の真昼間からチューハイ片手に地元を闊歩すれば
ご近所さんの白い白い眼差しを否が応でも全身に浴びる
それでも歩いてしまうのは
世界の秘密が知りたいから
ふらふらと歩く私を叱責するものはも ....
夏の夕風が さやかに
吹きぬけるような
誰にも優しい きみだから
生きる重さを手に さげて
心をいためて ばかりいる
会えないときは、なおさらに
名もない星のような 孤独や寂 ....
私はたくさんのものに恵まれている
収入は同年代の女性の3倍
たまたま入った会社でも使えると思われている
恋愛には事欠かず
一生大切にする左手のリングも手に入れた。
そういう女 ....
誰もが言葉を失っているのだ
失ってはいけないのだが いったい何をするのだ
アイスクリームを食べた誰もが 言葉を失っているのだ
何をしているのだ 消しゴムだ
手など入れようともしているよ
....
その年の
6月22日のこと
人知れず
ひとつの流星が砂漠の真ん中に
落ちた
その流星の息を飲んで
二人の子供が日の本の国に生まれた
ひとりは女の子で
後に有名な小説家になり
ひとりは ....
○父
窓から庭のブランコを
眺めることが多くなった
あれにはもう一生分乗った
と言って
時々体を揺らす
背中が
押されるところではなく
支えられるところとなってから久し ....
そのお便りには
「わたしは
太陽や風に大事にされて
幸せでございました。」
と書かれてあって
ふむふむと思って
そのお便りを
あなたの胸ポケットに入れて
寂しくなったとき
その葉っぱ ....
{引用=
(ポエトリーリーディング:http://www.myspace.com/slymelogue)
}
こどもをつくろうぼくらはなんて
そんなに強くはなれません
愛する痛みをおしえ ....
水をあげ
花をあげ
鉄砲をあげましたら
喜んで命をくれまして
守りたくなってしまいました
と、古い手帳のすみに書かれてありまして
その言葉は
傷や破れがありまして
もっと破ると ....
私は毎晩お花畑の夢を見ます。その事をパパとママに話したら、パパがお庭に花壇を作ってくれました、ママがお花の育て方を教えてくれました、私がお花を育てる事になりました。
何日か経って、私の知らない草 ....
1 両手を前に差し出します。
2 人差指と親指でかぎかっこを作ります。
3 なるべく今のあなたに
素直な言葉を挿入します。
4 そのまま両手を中心に向かって近付け
長方形 ....
こうえんから
おばけのこえが
きこえました
おばけじゃなくて
ぼくのこえだよ
おばけはいいました
やっぱりおばけだ
みんなは
わらっていいました
そういうみんなも
....
おなじすなをさわっている
別の数を言うから
涙がでるだけ
目を見て。 それか
目を閉じて。
見渡す限りの砂場で
雨が降って
いたとしても
同じところにいる、
それだけで
掘ったり ....
一秒ごとに
とどまる
時間が
抜殻として
輪郭を残し
なだらかに
連なる
呼吸と
思考
いくつかは保たれ
いくつかは置かれたまま
ふりむけば
うすい
半透明の
殻が ....
一匹の{ルビ蜻蛉=とんぼ}が
脚の間をすり抜けて
小さくさざ波立つ水田
暮れ翳り始めた空に
フラミンゴの色の雲
エミール=ガレの作品集を
撫でる指で繰っていた
男のこと
苗のき ....
空があんまりひくいので
きりんのくびは
つい空から突き出してしまった
そして見たくないものを
見てしまった
あああんなにうつくしいものを見てしまったら
もうぼくは
なにをみてもう ....
いつの頃からだろう
頭のなかにたくさんの人たちが住みついて
入れかわり立ちかわり
わたしの人生に口を出すようになった
彼らはわたしの考えなどお見通しで
先回りして道を整備したり
背中を ....
【透明人間の憂鬱】
透明人間の悩みは
最近、髪の毛が薄くなってきたこと
これでも若いころは
リーゼント、ヨロシクきめて
ハマのあたりでバリバリに透明だったぜ、ってなもんで
今ではバ ....
ぼくの名前は秒針
チッチッチッチッと音を鳴らして
0秒から59秒まで
時間を知らせるのがぼくの存在
ぼくはある待合室の掛け時計の中にいた
ぼくのことを見詰めている
ひとりの女の子が居た ....
相田 九龍さんの自由詩おすすめリスト
(139)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ハタチ女の憂鬱
-
ゆるこ
自由詩
8*
09-9-7
ありふれた恋
-
月乃助
自由詩
6*
09-9-5
自戒
-
伊那 果
自由詩
4
09-9-5
魚とは鉛筆だ
-
番田
自由詩
2
09-9-1
1Q68
-
ふくだわ ...
自由詩
2
09-7-18
家族
-
たもつ
自由詩
49
09-7-3
葉っぱ
-
昼寝ヒル ...
自由詩
6
09-3-5
こどもをつくろう
-
にゃんし ...
自由詩
4*
09-3-1
少年
-
昼寝ヒル ...
自由詩
9
09-2-3
私の夢
-
光井 新
自由詩
9*
09-1-15
「_」
-
かいぶつ
自由詩
18
08-12-10
みんなおばけ
-
小川 葉
自由詩
7*
08-8-3
すな
-
かとり
自由詩
16*
08-7-16
アースシャイン
-
夏野雨
自由詩
64*
08-2-8
予感
-
かや
自由詩
23*
07-6-1
空があんまりひくいので
-
ZUZU
自由詩
21
05-10-12
回廊
-
アンテ
自由詩
5*
04-4-24
透明人間と
-
たもつ
自由詩
47
03-6-23
精神科の待合室でのつまらない妄想。(千葉県民の会で朗読したや ...
-
よだかい ...
自由詩
16
03-5-21
1
2
3
4
5