すべてのおすすめ
注ぐべきグラスに冷水 愛 流出
鉱物へ降りゆく叡智シリコン結晶す
理性の手 物質変容 地の満潮
白塗りの舞踏踏み込む現存在
現前のうねる筋骨でペン走る
キシキシと削ぐ肉体で5・7・5
{引用=角川の「俳句」5月号の金子兜太氏の揮ごう「土」を見て。}
一歩二歩耕す土に歩み寄る
苗木植え土に会話の汗 清く
長靴を履いて水まく耕作地
人界に白蛇の姫の現れて
相模原白蛇の波動いと高き
うつつには白蛇ワープの名残りか
撃て 撃て 浄化の雨眠りの中で
暴風雨 窓たたく音が心放つ
しんみりと更けた夜に点る霊
このように天空の街に風吹いて
光満ち風吹く街のラピュタなり
風強き空と一体地の街は
空の街 地の街 境いこの大空
地の街を吹き抜ける風 空の風
地の街 ....
都市昏き蝶の光跡てでふるる
揚羽蝶さみしき都市を輝きて翔ぶ
鱗粉の都市舞おりて照る道路