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くちぶえがきこえた

まだうまくはしれない
こいぬのよこで


のんびりはしれ
ってうたってた



くちぶえがきこえた

やくそくをわすれた
おもいでのかいだんで ....
ももももも
と地べたから不安が
盛り上がってきた


ししししし
と思わず僕の足は
竦んでしまった


ややややや
と不安は僕の足元から
身体を這い登ってくる


こここ ....
かなしみがとことこ
ひとりでにあるきだして

どこかとおい
うみにかえると
いいな


いとしさがふわふわ
かってにとんでいって

いつかどこかの
きみにとまれば
いいな ....
人恋しさを巻き付けて
八月が
扇風機に踊っている


遠く水玉に散る
記憶の夏たちにシャララ
と手を振って


分からず屋な夢の中へ
颯爽と君に

渇きに行こう
あなたが
そらに
うたったうたは


かぜのなかに
あめのなかに
ひかりのなかに
ふくまれて


わたしのうえに
ふりました


どこにいたって
だれといた ....
短い話の夢でした

ひらがなばかりの
セリフであって

半袖ばかりの
人と逢って

ところどころは
知る場所なのに

どこか遠くへ
運ばれて

目覚めたところの
この家の ....
乳白の空へ電車は走る

「一緒にどうだい?」

そう言われても

なんとなく僕は起きただけ
まだまだ地上で夢見たい

「それならお先に」

と電車は消える


窓の ....
花火は落ちて
どこへいくんだろ

涙は涸れて
どこへいくんだろ

夢の続きは
どこへいくんだろ

想いは鎮まり
どこへいくんだろ

過ぎ去った時は
どこへいくんだろ
 ....
錆びれた雨が
まとわりついて

カサの中まで
ぼくの中まで



薄情なまなざしで
憧憬の隙間に入り込んで
ぼくを湿らせる



だけどね
これも通り過ぎるよ
 ....
こだま呼び込む窓辺
群れる空の白魚たち

過去と迷走の影なら
銀のクリップで重ねて

浮かれるまま
浮かべばいい


望み通りの風
手のひらで創ったなら

さあ ....
満ちる空に逢おう
欠けたままの自身で


雨や雲や雪や風の子供として
ボクは歩き歌い眠る


隠すものも
隠されるものもなく


ボクは今宵も
欠けたまま

満ちる

 ....
くろいうさぎが
よりみちしてる

しろいうさぎが
さがしにいった


くろいうさぎが
まいごになった


しろいうさぎも
まいごになった


だけどどこかで
にひきはで ....
きいちごを
てのひらのまんなかに


そのとき
ぼくは
きいちごのまんなかに


ぼくは
ちのかたまりになって

なみだをなくす
かわきをなくす


ぼくは
きいちご ....
冬の配達人が
夏に来て
僕に言う

「君の手紙には切手があと十円足りません。」

早く切手を買わなくちゃ



朝の配達人が
夜に来て
僕に言う

「君が書いた宛先は薄くて ....
褪せた面影を
湿らせていく
霧の雨


黒い舗道に足跡の
こだまを探しながら
ひび割れた時間に
僕は立つ


どんなに近くで
それとも遠くで
どれだけ君が  ....
考えるのを止めたとき
空は色をすいこんだ


ポカンと見上げて僕は
この地面の名前を忘れてしまう



しばらくは誰も
気付かないかもしれない

僕の一部もすいこまれたこと ....
霜天さんの松本 涼さんおすすめリスト(16)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くちぶえ- 松本 涼自由詩14*04-11-25
だけど- 松本 涼自由詩5*04-10-21
とことこ- 松本 涼自由詩10*04-9-8
八月- 松本 涼自由詩7*04-8-9
そらうた- 松本 涼自由詩5*04-7-27
短い話- 松本 涼自由詩6*04-7-24
休日- 松本 涼自由詩5*04-7-18
さがしもの- 松本 涼自由詩6*04-7-17
スローな雨- 松本 涼自由詩6*04-7-13
窓辺- 松本 涼自由詩5*04-7-2
ミチル- 松本 涼自由詩8*04-6-28
迷子- 松本 涼自由詩8*04-6-27
きいちご- 松本 涼自由詩6*04-6-17
配達人- 松本 涼自由詩8*04-6-15
霧雨- 松本 涼自由詩6*04-6-12
空は- 松本 涼自由詩10*04-6-5

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