すべてのおすすめ
「恋してないのに恋の詩がかけるんるんですか?」何年か前にある女性から問われた事がある。その人は小説を書いていて、自分が必ずしも体験していない事も書いているのに、詩は気持を書くもの、そういう気持になるき .... 晴れた空は、あまりに眩しくきれいだ

幼い頃、一番欲しいものはなあに?と問われて
そら とは答えられず
むきかごーぶつ と答えた
(空は大きすぎて僕のおもちゃ箱には入らないとわかっていたから ....
冷え切った校舎の裏
ささくれ立った言い訳をした日
嘘をつくのは単なる処世術ではなく
空気と同じなんだと信じることにした


地球は今この瞬間も律儀に回っている
無数の嘘を繋ぎ止めながら
 ....
汗臭いほんとうのことにはもう付いて行けず
けれど 瑞々しい嘘をよけながら
照れ笑いで誰かと話すのが好きだ

政治とか宗教とか戦争とか
どうだっていいことじゃないからつまらないんだ たぶん
 ....
朝靄の中
頼りない影を引いて
配達夫は世界の悲報を配るのに忙しい
昨日のキスは二人しか知らないこと

ベットに傾けようとしたとき
「今夜はいや。」と云った君の
声の湿度は僕の鼓膜しか知ら ....
残業もそこそこに
今夜もいそいそと帰ってきた
玄関のすぐ脇の部屋で
かつて母だった生き物が
また呻いている


父の三回忌を済ませた頃から
母は溶け始めた
ビデオテープのように過去を ....
霜天さんの窪ワタルさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
嘘つきは詩人の始まり(下書きよりの抜粋)- 窪ワタル散文(批評 ...15+*06-4-9
白い言葉- 窪ワタル自由詩22*04-10-6
朝の儀式- 窪ワタル自由詩15+*04-9-20
グラウンド・ゼロ- 窪ワタル自由詩11*04-9-13
朝刊- 窪ワタル自由詩18*04-8-27
肉じゃが- 窪ワタル自由詩60*04-7-31

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する