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いずれ死ぬのに あせみず
たらして働いている ときおり
こんなことをしている場合かと
まっさおになることにも
すっかり慣れてしまった
前へ どこまでも進むのが
希望の原理です
その道は きみ自身の
背中の扉まで つづいているから
いまは ふりかえるな
おめでとう 毎日は
祝福されてあるのだから
誕生日くらいは ひとりさみしく
泣きながら過ごしましょう
それが この国の流儀です
かえるなり
あせのかわごと
ぬぎすてて
みずぶろふかく
しんでもいいや
うすい月が窓までおりてきて
わたしの絶望を笑うのだった
からっぽになったところで出発だ
ほんとうの旅は いまからはじまる
なんて こともなげに言うのだった
1988年の秋に、私はそれまでの詩のかき方を精算すべく、個人詩誌「風羅坊」を創刊しました。コンセプトは、短く、平明で、身辺的であること。そこにはそれ以前に親しんできた現代詩的な構文への反発がありました .... 雨が垂直に
突きささったまま
凍りついた
野の どこかに

愛のひとは
ふしあわせだ
与えるばかりで
奪われない

そんな物語の
かいてある石版が
埋まっている
らしい
愛と
つぶやいてみる
それから
でたらめに
石と

愛の石
ではない
石の愛でも
ない

愛のような石
石のごとき愛

なんか
ちがう

てゆうか
なにやってるんだ ....
あなたが本当に美しいのは
意味の脈絡からはみ出すとき
風物の呪縛をたち切るときだ
わたしたちはもっと大胆になろう
わたしのささやかな所有がわたしを名づけてしまい
それと知りながらそれを明示で ....
・・・・・・父は営林署の職員だった。私たち家族は小高い丘の上に建てられた社宅のひとつに住んだ。数十軒の社宅が営林署の三階だての建物を円形状にとりかこみ、遠くから眺めると近世の城とその武家屋敷の集落のよ .... なんか今日は疲れたなあ
雨だったし

なんか今日はやる気がないなあ
酒のんだし

じゃ
そゆことで

明日も
また会えるでしょう
たぶん

たぶん ね
眠りについたきみのそばを
顔も名前もないものが通り過ぎる
祝福のように

ほしかったのは
花でも香料でも焔でも雷鳴でもなく
星をちりばめた苦悩のようなもの

「悲しみを盛る器」
いの ....
霜天さんのみつべえさんおすすめリスト(12)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(反市民の話)- みつべえ自由詩706-3-9
そろもん(はなむけの話)- みつべえ自由詩805-12-17
そろもん(Happy_Unbirthdayの話)- みつべえ自由詩705-8-27
そろもん(酷暑の話)- みつべえ自由詩8*05-7-17
そろもん(月夜の話)- みつべえ自由詩1505-7-14
●そろもん第一の栞- みつべえ散文(批評 ...2305-6-30
愛のひとは- みつべえ自由詩704-10-2
レッスン- みつべえ自由詩604-9-29
ひとつのマニフェスト- みつべえ自由詩1104-8-4
スケッチ- みつべえ自由詩704-6-19
じゃ- みつべえ自由詩304-4-13
眠りについたきみのそばを- みつべえ自由詩404-4-6

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