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眠たさを誘う 五月の街
Market Street 1200
サンザシの木がほこらしげに 赤い花を咲かせていました
通りを染めるほど 目に映えるほどに
歩きながら目にできる家々の
フラワー・ ....
 成層圏              私風景
{引用=

そらのひろがりが       【 騒音のやまない
手にあまるこんな日は、      プラタナスの並木
苦しいのがわかっていながら    ....
黒い空だけが
、羽をひろげられる
あかしだと想ってた

すすけた煉瓦の路地裏
12の時に踊りを ならった ◆―◆―◇
誰もがあきれて 笑っていた
黒煙のあがる炭鉱の街で、

他の子達 ....
瞳をひからせるものの
やってきた さそい 

ちいさくて人肌ほどに、
もたらされる快適な乗り心地は 羽もうのよう
やさしくて

     ☆

厚誼にかしぐ 昔ながらの従順さがあ ....
髪にふれる
みしらぬ風の 秋

始まりは、いつものたおやかに

あるかなしかの ボレロのよう

音符さえもなぞれぬ 穏やかな

休止符だらけの

ゆるやかに ながれくる空 
 ....
心待った家路の果てに
ゴールデン・プラムの たわわな枝の
くちびるを這わす 実は あまく 
ちっぽけなあたしを待っていて くれる

鳥たちを 楽しませないために
そう ジャムにしよ ....
ふざけてるニャン

逃げ出したシャムが見上げる 四角いそらの路地裏に

もこもこ綿菓子ぐもは、午後のにわか雨のふる 

おおきな雨粒は、天のしうち

だれもが 足をはやめる わらわ ....
夏の夕風が さやかに 
吹きぬけるような 
誰にも優しい きみだから 

生きる重さを手に さげて
心をいためて ばかりいる
会えないときは、なおさらに
名もない星のような 孤独や寂 ....
光来の海に
想うまま 焼けた砂を飛ばせば
来歴は誘われ
まばゆい白波が綾なす 潮騒の天覧模様
小さな島の
漁師の若者と海女の娘の
恋物語

しのつく雨がたたく嵐の午后は、導きの 
 ....
月夜―――――――

はてしない白濁の光海は 東のはてよりのび
波音とともに 広がりやってくる

足裏に 触れる
コンクリートの
白を重ねた石英の ざらめく 

陸の消え去った  ....
泳ぎだす
 香にオーブンから ときはなたれ
      あたたかな うれしさに
  まるで熱のある魚のように、
いいえ ちがう ちがう、
   喜び
    だからこそ
 うかれ キ ....
夏の 目の高さに芝があって
そこに 白爪草が 咲いていたって
むすめが おぼつかなく 歩きはじめたって
あたしが それを わらって見ていたって

あたしは やっぱり
なくしてる

 ....
心にあふれる かなしみには
おもさが あるらしい

だって 涙はきまって 
したに したへと 
おちていくもの

それに、 
どこかでだれかの涙を 
受ける器は 小さくって
た ....
ものがたる 星から ふってくる
はねのおと
ほろんだ鳥族の 夢が はかなく
僕の部屋の 窓辺に
ながれ つく

星をねがう
走鳥類のまつえいが
ねむる
広げた灰色の つばさが
 ....
いつか やってくると
願っていた
ゆめみた ガラスの靴
わからずに 足にすれば 先があると
いきつけると 信じていた そんな
昔話が揺らぐ あたしの
街のかたすみ靴物語り
      ....
…… 
ええ、それはもうよく聞かれるのでございますが。
本当のところ、私も理由などあったものかと
思っています。

お偉い先生方は、なにか公式でも探すように、
生き残った者達を類別しようと ....
名まえを聞かれると
your moon
そう、答える
乃(なんじ)の月
男たちはその名に感心し
私は好い気になって、
mは胸の柔らかな二つのふくらみ
ooは下の二つの穴、そして、
 ....
瀬崎 虎彦さんの月乃助さんおすすめリスト(17)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
アマリリス- 月乃助自由詩16*09-12-20
空の下の私風景- 月乃助自由詩7*09-11-15
ballet_dancer- 月乃助自由詩8*09-10-12
made_in_Japan- 月乃助自由詩10*09-10-5
Zigeunerweisen/秋空日和- 月乃助自由詩7*09-9-21
golden_plums/家路- 月乃助自由詩9*09-9-13
「人形の猫」- 月乃助自由詩5*09-9-12
ありふれた恋- 月乃助自由詩6*09-9-5
「潮騒」- 月乃助自由詩6*09-9-3
「鱗光」- 月乃助自由詩3*09-9-1
Baked_Fish- 月乃助自由詩5*09-9-1
「亡失」(なくしもの)- 月乃助自由詩6*09-8-31
「星のふり」- 月乃助自由詩7*09-8-30
Ostrich/駝鳥の願い- 月乃助自由詩8*09-8-30
a_fair,_brown,_trembling_woman- 月乃助自由詩7*09-7-17
ビルケナウからの手紙- 月乃助自由詩7*09-7-4
「乃月」(なんじのつき)- 月乃助自由詩4*09-6-26

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