空の向こう
星が瞬いている

星が輝く
夜空の向こうには
何があるのだろう

『愛してる』
なんて言葉は
陳腐すぎて笑えてくるけど
なんだかとっても安心する

眠れない夜に
 ....
レノン…
海燕の好む空を
そして意気を知っていたね

見事な偶然だったよ
真昼の影にモノクロの 
風 枯葉 無邪気の香りを漂わせ始めた時
俺はモーリスの弦を替えていた
5弦目とラジオが ....
会いたい人に会えず
好きな人に好かれず

気違いだから居場所がないこと
気違いだから居場所があることの 勘定が出来ず

子供が転んだら すぐ泣くのをよく理解し
すぐ母親に 抱かれることを ....
気がついて ふり返れば
桜はもうなく
最後の花びら {ルビ一枚=ひとひら}
ひらり ひらり
風に流れてく

春がいってしまう
つかまえようとした
この手をすり抜けて
春はいってしまう
「羽の無い天使」



高架下に羽の無い天使が立っていた。
そこで住んでいる風だった。



羽の無い天使
と目が合うと
―わたしは人間です―
とわざわざ言った
のがチャンチ ....
使っていない電話器が時々鳴る
コードは何処にも差してない
その受話器が持っていた番号は
もう何処にもないんだよ
遠い昔つながっていた
あなたの電話番号も
もう何処にもないんだよ

あな ....
「結婚しないの?山内さん」
とは セクハラなんやけども
小さい都市なのでまあ
お茶菓子とともに 語り合い
娘がおりますけど あんたら 話したらひきますやんかあ
アチラが立っても こちらは立た ....
俺があなたに惹かれたのに

訳なんて無いさ

あなたは

そっと

俺の背中を押してくれた

その時

俺が羽ばたくことが出来れば

こんなに辛くなかった

あなたも俺 ....
咲き誇る桜の樹の下で
私の意識は虚空を彷徨う
全ての重力と声を無視して
遠く空へとたなびいていく
誰も桜など見ちゃいない

そういえばあの日も
仲間達の中で私は一人きりだった
もう誰の ....
ウェディングケーキを

ウェディングおにぎりにする総家族に

まだ巡り会ったことがない

こんなキテレツな日本なのに

いっぱい披露宴も出席したのに

本当はおにぎりにしたい人
 ....
堪え切れない悲しみが、 涙になった。
抑え切れない怒りを、 自分にぶつけた。
どうする事もできなくて、 ただ泣きじゃくるだけの自分に苛立ちを感じていた。
元気でいた頃のキミと、 もっと早く知り合 ....
止まらない涙
後悔し続ける
自分で選んだ
自分の未来を
タバコの煙が
涙を流させて
アルコールが
心にも無い
笑顔を作る

過去も未来も
全てが白い泡のように
浮かんで消えてい ....
あまりに水ばかり垂れるので

くしゃくしゃに、こころ絞りました

春風に当てて乾かしたら

ふうわりと空へ逃げました

僕はことり、と胸が痛んで

こころの風船追いかけました

 ....
ドーナツの穴から覗くと
世界はいつも
いいにおいがした
食べ物で遊んではいけない
そう教えてくれた人が
今ではもういない
さよなら国は
朝でも 夜でも
「さよなら」とあいさつします。


みんな みんな
笑顔で「さよなら」をかわします。


時には おじぎまで
時には なみだまで


ボクがいる ....
突然の雨に
掌で傘を作ってみたけれど
隙間が多くて
無抵抗に濡れていく私です

傾きかけた夕暮れに
落ちてくる雨は暖かい


いつのまにか
大切なことを忘れてしまったようで
メモ ....
笑う
笑わなきゃ
にっこりと
それが
楽しいことでもなく
面白いことでなくても

だってほら
みんなが見てる
笑わなきゃ
にっこりと
みんなが
不愉快な気持ちに
ならないよう ....
生きることに
意味はないと思っていた過去
生きていれば
いつかは死んでしまう
そのことを知り
生きることの意味を見失った過去
生きているから
苦しみ 
悲しみ
涙を流し
のた打ち回 ....
きみの涙は

ぽろぽろこぼれて

真珠になった

ダイヤモンドみたいに輝かないし

エメラルドみたいに色鮮やかじゃないけど

とても

きれいだ

きみにとっては

良 ....
群青の空に

月が出ていた

レモン色の

まんまるい月

あれはなぁに、と

君が言うので

天国だよ、と

僕は答えた
目が覚めたら春だった
カーテンを開けるとまぶしいひかり
まるで全てが輝いているかのよう

桜が喜んでいる
輝いている
おもいきり伸びをしている

桜だけじゃない
まだ残っている梅だっ ....
俺は写真でしか

見たことないけど

白い彼岸花

お前は

なぜ白い

赤い血を流すのが悲しいのか

赤い血に染まるのが苦しいのか

赤い彼岸花に

いじめられないか ....
手首を切ってみた
何気なく
何と無く
ふと思い立って
切ってみた
手首から
紅い血が
一本の線になって
浮き出てきた
不思議と
痛みはない
気がつけば
何度も
手首を切ってい ....
あら、困ったわ
が口癖の君が困った様子なんて
今まで見たことがない
あら、困ったわ
なんて言いながらも
トントントンッとまな板の上で大根を切ったり
ザッピングをし続けた挙句の果ては ....
海岸沿いに露出した三十年まえのゴミ山のうえ
新しい嘆きがそっくりひとつ捨ててあった
壊れた自転車
割れたブラウン管
骨の折れた傘
骨折り損のくたびれ儲け
破れた心臓
そんなもののうえに
 ....
積み上げた積み木を君が崩す
幼い頃から一個ずつ僕が積み上げた
それは僕の中の小さなプライド

崩れた積み木を拾い上げる
胸の奥のしこりが取れた気がして
君を振りかえる

君も同じように ....
たった一つの
偉大なる Earth
その中に{ルビ存在=あ}る
ちっぽけな 自分
その中に{ルビ存在=あ}る
たくさんの 悩み
その中に{ルビ存在=あ}る
一番大きな 悩み

赤道半 ....
風だって
そんなふうに流れていくので


今日はバランスがいい
青いだけの空よりも
白が適度にちりばめられて

そんなふうな一日だから
通い慣れたこの道に
懐かしさを辿ってしまうほ ....
鳥のように生きたいと言っても
鳥の悲しみなど
知らないで

薔薇の花のようになりたいと言っても
薔薇の苦しみなど
知らないで

知らず 知らず
ひどい仕打ちをしていることを思って
 ....
今日、ボクは友達の墓参りに行った。
3年前の1月20日から、何度と無く足を運んできた。
しかし、今まで、ただの一度も、その墓の前で手を合わせたことは無かった。
手を合わせてしまえば、その子の死を ....
クラウンさんのおすすめリスト(94)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Guidepost...- Lily of the ...自由詩4*04-4-11
レノン- 純太自由詩804-4-11
何にも勝てず- 山内緋呂 ...自由詩17*04-4-10
春のいく時- 春日野佐 ...自由詩9*04-4-10
「羽の無い天使」- たけ い ...自由詩1404-4-8
風が唄っていた- ダーザイ ...自由詩33*04-4-7
OL- 山内緋呂 ...自由詩37*04-4-6
☆102_ハバタク- 貴水 水 ...自由詩7*04-4-6
桜の樹の下- 快晴自由詩4*04-4-5
ウェディングおにぎり- 純太自由詩504-4-4
Mourning...- Lily of the ...未詩・独白3*04-4-3
I_wish_that_I_could_dry_my_tea ...- Lily of the ...自由詩3*04-4-3
うしなう心、咲く桜- ロク自由詩3*04-4-2
世界- たもつ自由詩3904-4-2
さよなら国- 望月 ゆ ...自由詩24*04-4-1
紐解かれる- 霜天自由詩1404-3-31
The_forced_smile...- Lily of the ...自由詩3*04-3-31
I_don't_know_the_reason_why_I_ ...- Lily of the ...自由詩3*04-3-30
☆91_シンジュ- 貴水 水 ...自由詩604-3-29
月夜の天国- ロク自由詩404-3-28
「_輝いて_」- 椎名自由詩204-3-27
☆89_シロイ…ヒガンバナ- 貴水 水 ...自由詩704-3-27
Wrist_cut...- Lily of the ...自由詩2*04-3-27
あら、困ったわ- たもつ自由詩5004-3-26
寝付けない理由- 佐々宝砂自由詩17*04-3-23
積み木崩し- りぃ自由詩104-3-22
My_worry...- Lily of the ...自由詩4*04-3-22
さらさら- 霜天自由詩404-3-15
優しい人など- 春日野佐 ...自由詩8*04-3-13
大切な友との別れ。。。- Lily of the ...散文(批評 ...4*04-3-13

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