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静かに蒸発するためには
まず、皮膚を脱ぐことが必要らしい
触れることが楽しいのは
まだ溶け込むことを知らないから
お互いの、もっと内側に近いところで
それでもふれあっているだけの

傍に ....
海沿いに並ぶ発電風車をくぐり抜けて
海風が膝を抱えている

吹かれて揺れる磯の花が
太陽の傾きを数えている

ぼろ布のように絡みつく
影の正体をゴム底に貼り付けたまま

そらを見上げ ....
骨のような夏が街におりてくる
空はまぶしすぎて暗示しない
目を細めて輪郭や影を
確かな物にしようとしているだけで

湿った風は川からあがってくる潮の香りがする
どこか遠いところまでいつ ....
瑠王さんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
モホロビチッチ・シンドローム- たりぽん ...自由詩11*10-4-23
断章(海を見つめている)- たりぽん ...自由詩509-8-30
残照- たりぽん ...自由詩1309-6-15

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