すべてのおすすめ
ストーブの上でことことシチュー鍋、隠し味にシリウスひとつぶ 。
沈みゆく 夕日の中の 僕と君 二人のほっぺは ほらりんご色
小刻みにぽつり親指泣いてるの
聞こえない聞こえない聞こえな
こんにちは知らないあなた薄い時
捜して影を踏みつけてみて
ひやり背をフローリングに舐めまわされて
....
稚児みたくみるみる泣いてすぐ笑うきょうもお空は赤くて青い
甘いのが商売なのよべっべつにあんたのためのいちごなんかじゃ
如何様に甘える猫もなぎ払いお前の布団にもぐる試練だ
....
あの、
アルビノの
冬の御空の
アルコホルは
暗き手椀に
満ちて香ります
また、
鉄による
シロツメクサの
賛美歌は
キリキリ宙に
足を揃えます
また、
蒼褪めた
....
{引用=
にんげんに「いつか」の単位はないことを知らせるための報せが届く
あたたかくあまいものが頬をながれて部屋は焚いても焚いてもさむい
ほねになるただしい順序であることに最 ....
息白くずっと頭を下げている
あなたのハゲは私がつくった
海水で血液製造するために
従業員を急ぎで募集
タコの血は青いんだって静かだな
たかが生理にいつもドッキリ
牛 ....
遠い日に 赤いその{ルビ陸=おか} 燃え尽きて 花火を散らす 冬のよびごえ
高瀬舟 水面漣 塵に消え 叫びも聴こゆ 蒼の水底
異国の眼 怯える彼の子 金の髪 ....
薄雲が流れて来ました
うっすらと翼を広げた鳥の形の
昨日よりもっとまるまる真ん丸な
月にふわりと羽衣しました
やがて雲が去ったあとには真っ白な
鳥の卵が残されました
光る卵
....
{引用=神さまが
地球に「?」と書き送り
返事は皆さんご承知のとおり。}
神さまに
地球がいろいろ尋ねたら「ごめん」のひとこと
(^^;)付きでした。
十月の昨日に降った雨のことを思い出せる街があるそうだ
気が遠くなる雑踏の中にいて自我を支えに立っているのだ
きっともう何が嘘とかに対して怒り続けた日も過ぎたのだ
大気圏を感傷的に突き ....
ビルディングひっかかってるひとつ星
僕はみるみる涙こぼれる
指先でえがくデッサンほらそこに
君と僕とをつなげる星座
この胸にシンクロするよリトルスター
....
{引用=昨日の空と、今日のわたしと、明日の凪と、そこに存在しない隙間、}
窓際のプリズム きみと共有し 虹のない冬に射しこむキセキ
近づいてなお遠ざかる逃げ水にかざす指 ....
この豪雨ゴビ砂漠に降らしたら数種の生き物絶滅しました
雷の母は黒き積乱雲どっしりかまえ頼りになります
死者たちもあわててこちらに引き返す三途の川が氾濫してます
....
空青き
海に移りし
優し波
触れて跳ねるは
白き水晶
遠く見て
流れて来るは
白き船
恋文書いて
貴方の元へ
1 2 3