すべてのおすすめ
父は、事業が行き詰まり大阪へ単身赴任を余儀なくされた。平成九年深夜、胸に激痛を感じた父は、携帯から救急車を呼び診断の結果、胆石の手術のため済生会病院に入院。しかし、短時間で終わるはずの手術が長時間に .... 紙山文章は書きあぐねていた。小説のネタが思い浮かばないのだ。
気分転換に積読している本でも読もう、と積読本の山を物色していると、ある作家の私小説が目に留まった。私小説は書きやすいとよく聞く。文章は思 ....
花埋める愛した過去に追悼の土をかける

何時もとは違った日君とサーカスが一緒にやってくるだろう

君はいつもどこからどこまで急がしい奥さんにしたら疲れるだろうか

檸檬は梶井基次郎だがきみ ....
 二十年来使ってきたざるを買い換えた。そのざるには欠点があり(それは使い始めてすぐにわかったことだが)持ち手になる場所にほんの少し金属が出ているらしく、私はなんどもそれによって手を傷つけてきた。傷とい .... 「もう秋だな」
「ううんそうじゃなくて、まだ秋だよ」

「秋ってさ、どうして秋なんだろうな」

「そんなロミオとジュリエットみたいなこと言わないでよ おかしいなぁ」
と女の子はそう言って乾 ....
 左手にヘアアイロン、右手にスマホ。高校生の娘は朝の忙しい時にも、そんな習慣を欠かさない。前髪がそんなに重要なのか、ラインでどんな大切なメッセージがあるのか、聞きたいところだが、朝から言い合いたくない .... 八月十五日は 終戦記念日ですが、それは あの玉音放送が放送された日だからですが、
本当の意味で 戦争が終結したのは、七十年前の九月二日だということを 私は今年になってはじめて知りました。

 ....
 放課後、中学校の西向きの図書室には、まぶしいばかりの光が降り注いでいた。

 全校六百人ほどの生徒の中で、読書なんて今時流行らない趣味を持つ人は、おそらく少数派だ。調べ物ならパソコンで事足りるし ....
自分という存在が、絶対的にひとりだと、気づいたのはおそらく子どもだった頃と思う。
なんでもない日の、なんでもない朝。赤いランドセルを背負い、竹で出来た定規をそのふたの隙間からのぞかせていた、小学校へ ....
冷蔵庫の中でしずかになにかが貯蔵されているが
それはけっして常温の空気のなかにはでてこないものかもしれない

陽光のとどかない深いうみのそこで
眼のないいきものたちが生命活動をくりひろげていて ....
人が奥歯を噛み締める時はどういう時だろう。
何か重いものを持つ時とか、野球でバットを振る時とか、一瞬に自分のありたけの力を込める時とか。
もしくは、口に出来ないような怒りに対して耐えるほかない時と ....
その頃『世界に一つだけの花』という曲が流行した。
��1にならなくてもいい
  もともと特別な only ONE�

 それはそれでいいだろう。 ....
 テーブルの上に、あした買ってきたりんごを置いてあると言う。
 もちろん、そんなもの私には見えない。母だけが見ることのできるりんごだった。

 今朝も雨が降っていた。桜の季節はいつも雨に邪魔され ....
ドアを開け、外へ出た。
両手を広げ、太陽を浴び、空を抱いてみる。
冬の陽は短いし、弱いから、身体一杯に取り込む。
何だかいい気分。
少しだけ前向きになれる気分がする。

昨日の面接は失敗。 ....
 私は蝉の声の中で、ひぐらしのものが一番好きである。少し緑がかったボディに透き通るような翅というビジュアルも美しいと思う。夕暮れや明け方にカナカナ……と聴こえてくれば、夏の終わりを含んでいるようでなん ....  詩には詩の体裁があり形式がある。散文詩など例外もあるが、詩とは行分けの韻文であり、韻律を重んじるリズム感や音感をもつ文体のことである。広辞苑で〈詩〉の項をみると「風景、人事など一切の事物について起こ ....  光と影が突然交錯する、いくつかのトンネルをくぐる。電車に揺れながら、いつも不思議な感覚に囚われていた。
 どちらかが現実で、どちらかが夢だとしたら、一体僕は今どちら側にいるのだろうか、と。

 ....
久しぶりにジブリ映画を映画館で観た。この夏封切りの
「コクリコ坂から」。急遽予定が変更になり、時間に余裕
が出来たからだ。当初は他の洋画を観るつもりだったが、
ちょうど良い時間帯のものがなく、期 ....
【無為自然】

 最近、写真を撮ったり絵を描いたりする。日頃からよく風景を眺め、虫や鳥や野生動物や雨や雲を注意深く観察したりして、クソ田舎で無為自然な生活を送っている。
 そういう無為自然の視点 ....
著者二十代で刊行した第一詩集から第七詩集まで、
半世紀に渡る鋭利な感性の詩編とエッセイからなる一冊である。
この凝縮した水野ひかる氏の世界は、
幾重に年月を経ようとも衰えない「女性力」を感じる。 ....
幾つか。

まず、今日も私は悪い事をしてしまいました。反省というよりも、今の状況を打開するには、仕事して、父母に僕は自立出来ましたぜ! という所を見せつつ、薬は一人で内科にとりに行けって話ですね。 ....
ありえないといえば、ありえない話が、現Fに書き込むのも随分と珍しい。久しぶりに医者に行き、しこたま睡眠薬をもらった。しこたまでもないか。2シートで、胃が痛い。隣のインコがぶち切れ気味で、味の素を裂いて .... 皆さんこんばんわ。 

今日は僕も仕事始めだったので、 
「より充実の年にするぞ」という 
並々ならぬ決意で職場に乗り込みました。 

そして気合を入れて午前の入浴介助をしていたら ....
自殺するしかなかった者の自殺を否定する人間を信用出来無い。

日本においていじめごときで自殺する人間はクズだが。
希望を持てだとか、咲くはずの花とか、死ねば地獄だとか、そういう戯れ事を得意気に語 ....
あおい満月さんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト(24)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
父のことなど- 為平 澪散文(批評 ...4*17-8-13
小説家小説- 水宮うみ散文(批評 ...1*17-7-3
蔦屋のなかのタリーズにて- 梅昆布茶散文(批評 ...316-8-27
夜更けの紙相撲「記憶にさえ残らないものたちへ」- そらの珊 ...散文(批評 ...10*15-11-28
秋道- らいか散文(批評 ...515-9-13
こらえれば海路の日和あり- そらの珊 ...散文(批評 ...815-9-4
九月二日- るるりら散文(批評 ...11*15-9-2
【驟雨】志なかばでお亡くなりになられた松山椋さんへ- そらの珊 ...散文(批評 ...6*15-8-26
夜更けの紙相撲・静かなお盆- そらの珊 ...散文(批評 ...10*15-8-18
もとかれもとかのに捧げる散文詩- 梅昆布茶散文(批評 ...1115-8-12
夜更けの紙相撲・6月4日むしば予防ディ- そらの珊 ...散文(批評 ...10*15-6-11
ロクデナシ- 為平 澪散文(批評 ...3*15-6-4
あしたのりんご- たま散文(批評 ...14*15-4-19
ひつじに貰った- 猫の耳散文(批評 ...315-1-2
夜更けの紙相撲_夏の墓- そらの珊 ...散文(批評 ...10*14-9-3
辺見庸『眼の海』を読む- 石川敬大散文(批評 ...11*12-3-19
サナトリウム(掌編小説)- そらの珊 ...散文(批評 ...4*12-1-22
「コクリコ坂から」を見て- 渡 ひろ ...散文(批評 ...13*11-11-14
【批評祭参加作品】詩を特別だと思ってる人たちへ- 相田 九 ...散文(批評 ...11*11-3-6
新・日本現代詩文庫59『水野ひかる詩集』- 渡 ひろ ...散文(批評 ...9*09-10-7
- 奥津 強散文(批評 ...1+09-2-20
2009年になったが、何か変わったのか?- 奥津 強散文(批評 ...209-1-6
詩を愛する仲間への手紙。_- 服部 剛散文(批評 ...209-1-5
自殺に即いて+- 六崎杏介散文(批評 ...606-11-19

Home