すべてのおすすめ
社会をはみ出し
坊主とやくざ

空(くう)に

般若心経撒き散らし
それ 有り難がたや
有り難がたや
老若男女が踊り狂

え〜どえ〜どの断末魔
江戸八百八町
と言える都心は ....
宮沢賢治とは

修羅である。自分の存在を青い有機交流電灯の照明だとする。
人を食らって生きて行く。
焼身願望
人のためとは
赤い眼をした鷺の視線
己 誰かの視線
カンパルネルラの自 ....


霧に包まれた類人猿の咆哮は
全ての言葉を包み込んだ
異様な振動を部屋の中に持ち込む
全ての言葉は何の目的で語られているのか

不明

類人猿は苛立 ....
何を言ったところで、
地平線まで埋まった
人々の群れは
いっこうに減る気配など無く
眼の前に蠢いている。

こんな気配を感じたとき
我々は目を見開こうとはせず、
もちろん、目を瞑ってい ....
春の空に近付けたことで

もういいやと思っても
いつだって、いろいろ言われたりして 心が折れる。
気持ちが弱くなる。
心の中で考えれば考えるほど 辛くなる。涙が出てくる
誰も知らない辛さ  ....
   
     1

明るい陽光を浴びて
僕の黒猫は
幸せそうに膨らんだ
黒い鞠となって
朝から眠り込んでいる

彼女の黒い体毛は
朝の陽光を吸い込んで
幸せ一杯に膨らんで
 ....
またぞろ、首都に恐竜の骨が現れた。
しかも泡の抜け殻で

唸りを上げて
ブロントザウルスの首の骨は
子供達の学んだ校舎を
子供達の遊んだ公園を

今は髭の生えている
今は化粧の香 ....
退屈な三つのピリオド
(現在、過去、未来)


空虚なモチーフ

 脆弱な論理、

  贅肉な表現

傲慢な符丁

無意味な玩具

高笑い
(ちょっと浮いている)
 
入ったときは営業職のエリートで

国内海外飛び回り、

買い付けた資源や文化の紹介

もちろん行かない所は無い、

西はジブラルタルの突端で
愛を語ったこともある。

東は ....
とれたての干し柿とは何か
とりたてのめざしのようだ

とれたてのお新香とは何か
とりたてのふりかけのようだ

聖なる書改訂版には干し柿も
めざしもお新香もふりかけも
あの人が光りあ ....
夕陽の傾きかけた街の一角に
何人もの成人した人間の列が歩く
皆一様に下を向き黙ったまま歩き続ける。
歩いている間は生きていられる。

立ち尽くした人間は片っ端から
列最後尾をのろのろ走って ....
小川の流れと
雑木林の枝にとまって
口を開けている
唖の小鳥たち

黒雲から発し
丘をひっぱたいて消える
無音の稲妻

晩年のルートヴィヒの無音の凄みか

音の階段の中に
 ....
迦具土神(カグツチ)産みて病重く
この世を去ったイザナミは
出雲と伯耆の間 比婆の山に葬られ

黄泉の比良坂イザナギが
あきらめきれずに
逢い求め

拒絶されてつのる思い
灯りを ....
雪ん子 一人 顔 見せた
ピンクのネンネコ羽織ってる
ほっぺの赤い雪ん子一人
外は吹雪で氷点下
何を目当てで顔見せた。

雪ん子 一人 顔 見せた
おまえの目と目は細すぎて
どこを見て ....
トント※1の笑い

遠くの空に一握の希望
RJのブルースに語る話はない。
近くの海に一片の愛情
SHのブルースに唸るフレーズはない。

ワクワクした空間に
言葉を埋めることが
唯一の ....
おれ猫好き

猫無表情

猫したり顔
猫困り顔
猫泣き顔
猫笑い顔
猫怒り顔
猫脅し顔
猫そのまんま

咬む猫
吠える猫
眠る猫

そっぽ向く猫
ふとる猫
何かした ....
葛城山の一言主神は

悪事(まがごと)も一言、善事(よごと)も一言
言い離(はな)つ

葛城山の一言主は
若建(わかたける)※1の
悪事(まがごと)一つ糾せなかった。

葛城のウカラ ....
使い切れないほどの金はどこへ消えたのか
使い切れないほどの人間はどこに消えたのか
抱えきれないほどの食べ物はどこに消えたのか
ウンザリするくらいの笑顔はどこに消えたのか


この国には ....
生まれたときから
屈託のある顔をした君は
赤ん坊のくせに徹底していて
怒り出すと
……いやっ
興奮し出すと
顔が赤黒くなるまで興奮して
泣いているのか怒っているのか
とんと僕には分から ....
大きな引き出しは
アングリ口を開け
ようこそ、よくできたお客様です。
などと歯の浮いた世辞を言って
そのくせ、舌なめずりの音が
家中に響きわたっている。

それでも人の良いインテリ面した ....
真っ昼間
駿河台から坂下りて
神田で飲んだその後で
鯛焼き片手にぶら歩き

仕事も無い
家族もない
まして、恋人もなければ
金も無い
おまけに今日も
予定が無い

だから酒 ....
君は何を悲しむのか?

母の死
恋人との別れ
試験不合格
落第
解雇

君は何に期待をするのか?

滅入ったところで何になる。
それも来ては去る気分のひとつ
全ては来てはまた去 ....
内から歩いた昌平橋は
橋の欄干鉄骨造
頑固に昭和を語っているが
通る者皆急ぎ足

君に会いたい訳でなく
季節外れの花粉症
マスクの中から見る川面
鯉が悠々縄張り確認

外から歩いた ....
思考の中の四次元空間
風と雨の中に
滲んだ映像の竜が
思考の中心から紡ぎ出される。

雲間に光る胴体は
蛇のようにくねり青色で
雨に塗れた鱗は
鈍い光を一枚一枚が放ち
珠玉を掴む前足 ....
ラーメン屋の湯気の中で
二人で未来を語っていた時から
おまえは何時(いつ)も ずれた視線をしていた。

駿河台の坂を上って行く途中
ヒラヒラと雪が降り始め
俺には寒かったが
おまえは ....
汚いワンルームのアパートに逼塞する
筋金入りのジャンキーで
しかもアル中
詩を書く痙攣性のケルアック
自己嫌悪を嫌悪する C31

シャワールームのパイプは錆びていて
壁はそこ、ここ ....
神田小川町から靖国通を歩く四人の詩人

一人は青い顔をして健康の大事さを説きぶつぶつ食べ物の名を呟く
一人は赤い顔をして声高に愛を語る
一人は黄色い顔をして金の儲け話を話す
そして、一人は黒 ....
古い鉄の欄干と、煉瓦倉庫と、にび色の水面
イースト・リバーに遺灰を撒いてほしい
ローワー・イーストサイドの
薄暗いアパートの1室での最後

(自由な精神は漂う)

過剰に言葉を組み立てる ....
重く雲のたれこめた山脈(やまなみ)
一様に霧が立ち籠め、雑多な植物が生い茂り
山脈を覆い隠しながら、絶壁の海岸まで続き
一様にそれらが続く島並(しまなみ)

青い島の中央 ぱっくりと開いた裂 ....
ニコライ堂の鐘楼に
大きな黒い月が重なって見える夜
空気は鋭角の厳しさをもって
僕を立ち位置から取り除こうと
鈍くて黒い月光りが刺す。

ニコライ堂の裏を降りて行く坂の途中で
首の長 ....
楽恵さんの……とある蛙さんおすすめリスト(38)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
踊り狂う- ……とあ ...自由詩10*10-5-12
賢治_Kenji_MEMO- ……とあ ...自由詩6*10-4-30
月の嗤うさき1〜2- ……とあ ...自由詩9*10-4-27
末期症状2- ……とあ ...自由詩710-4-19
空に近づけたことで少しは救われることもあるだろうか−道3−- ……とあ ...自由詩16*10-4-17
猫二題- ……とあ ...自由詩9*10-4-11
ブロントザウルスの骸骨- ……とあ ...自由詩11*10-4-10
無理して現代詩- ……とあ ...自由詩5+*10-4-8
悪夢- ……とあ ...自由詩7*10-4-7
とれたての干し柿とは何か- ……とあ ...自由詩10*10-3-21
馬銜(はみ)- ……とあ ...自由詩14*10-3-17
無音の稲妻- ……とあ ...自由詩7*10-3-14
イザナミ- ……とあ ...自由詩5*10-3-13
雪ん子- ……とあ ...自由詩9*10-3-9
トント- ……とあ ...自由詩9*10-3-8
うちの猫- ……とあ ...自由詩7*10-3-5
一言主- ……とあ ...自由詩5*10-3-2
堕落論- ……とあ ...自由詩11*10-2-27
娘へ_−だめ親父の伝言−- ……とあ ...自由詩16*10-2-24
ところの引き出しに仕舞われてしまったあなたに- ……とあ ...自由詩10*10-2-23
ぶらり一人歩き- ……とあ ...自由詩11*10-2-18
悲しみへの- ……とあ ...自由詩9*10-2-16
昌平橋ーちょっとした逢い引きー- ……とあ ...自由詩9*10-2-14
コマと竜- ……とあ ...自由詩6*10-2-13
名残雪- ……とあ ...自由詩13*10-2-8
ジャムセッション- ……とあ ...自由詩11*10-1-31
四人の詩人- ……とあ ...自由詩9*10-1-29
ギンズバーグが教えてくれた- ……とあ ...自由詩17+*10-1-24
青のソネット- ……とあ ...自由詩9*10-1-22
ニコライ堂の鐘楼に- ……とあ ...自由詩15*10-1-20

Home 次へ
1 2 
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する