プラネティカ 秋にむかう空 黄昏のプロムナード
プラネティカ 惑星の軌道を読む いつか帰る場所を探す
何かの終わりと引き換えに君が手にしたものは
夕暮れの空を流れる雲の記憶と雨の境界 ....
書いてしまって、また後悔するかもしれないんだけど。
まずはお礼から。
詩学社の破産、廃業の折は、「詩学社を救え!(http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136 ....
ただそらだけがある
ひとも
たてものも
どうしょくぶつも
わすれて
すみずみまで
ひろがっている
きおくのそとがわから
ことりがいちわきて
はばたこうとすると
そらはきように
み ....
俺は君の喉奥に居て
いつかの歌を聴いている
ヴ
いや、ラ
ヴぃ
飲み込んでいる
俺はかつて
空に下りる全ての命は爆弾だ、
と言いかけてやめた
君に会えて嬉しい
四季が蠢いて
....
にぎってみな
ほら
もうだめだろ
そのタマネギ
切ったら泣くぜ
ぜったい泣くぜ
半分ぐらい
腐ってたって
ぜったい泣くから
まあ座って
二人で剥こう
そうして
....
今年も一人のクリスマス
だが、俺はさびしくなんかない
ジェームスブラウンの
クリスマスアルバムを聞いているからさ
こいつはすさまじくゴキゲンで
ヤツのステップを一字一句
間違えることな ....
もうこれ以上失わずにすみますようにと祈るように残ったがらくたを数える一番大切なものはまだ失っていないはずとは言うものの確信はない一番大切なものはまだ失われていないのではなく残ったものの中から選ぶだけの ....
「ここから飛び降りるって言ったらどうする?」
「やれやれ。気まぐれなお姫さまだ」
「なによ、その棒読みのセリフは」
「感情がこもっていないんだよ」
「あのねー」
屋上、 ....
夜明けまえ、
廃止された鉄道分岐点で
ぼくは枯れ枝を燃やした。
低空によどむ雲、その裂け目に
うすい煙の筋が消えていった。
正午まえから雨。
うす暗い昼のあいまにぼくはウィスキーを ....
楽園の夢を見た
この世界ではいま
それが必要だから
まず
都市計画の話を
人間の楽園の話をしよう
ペブルビーチ
サンドビーチ
エプコットビーチ
椅子に座って
話をしよう ....
五年前に自殺サイトの掲示板やチャットルームばかり見ていたぼくは
ぼくの瞳がそれを僕の世界にうつしたように
いまわたしは空気ばかりみつめる。
「PARTY」
真夏のALTA ....
私小説というものがほぼ死に絶え、小説はエンタテイメントとして書かれ・読まれ・消費されるものになって久しい。それに対して、詩というものは、未だに“私詩”とでも呼ぶべきものが大半を占めているように思える。 ....
ごめんね、わたしといるとつまんないよね
ほんとう、ごめんね
つかれるでしょう?わたしといると
だって・・・
なにしゃべっていいのか、わからないんだもん
だから、つまんない ....
プリンが食べたいの
入院している妻がそう言うので
会社の帰りにコンビニに寄って
プッチンプリンを買って面会に行った
病室の硬いベッドに二人並んで腰掛けて
プッチンプリンを食べながら
や ....
揺れている――
火が、無人の家に続く砂利道のそこここで、
揺れている、原野の風の行き来にあわせて
揺れている、枯れかけた草の群れが、
火が跳びはねて渦巻く、
日没前の世界に
揺れて ....
まずはURL、
チアーヌさんの書いた詩「かわいい匂い」は下のリンクから読める。
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=20788
それからお断り、私の ....
*
目覚めると音のない世界
カーテンの隙間から灰色の光が射している
明けていくカーテン越しの光のなかで
青磁の肌が鈍く輝く
この部屋はこんなふうに朝を迎えるんだね。
僕は君を置き去りに ....
古ぼけたジャムのように
君の記憶が
水になる
そちらは
どうですか
晴れていますか
駅前のパチンコ屋は新装開店です CRフィーバー「穂村弘」
慎重に「穂村弘」の臍の穴狙って「弘」をまわしてください
「リーチ!」って「穂村弘」の声がしてまみ群出たらチャンス拡大!
ま ....
逆巻きなさい、酒巻よ
我らが主人公の名は酒巻である。これを読んでいるあなたの氏姓が酒巻であったとしても、またあなたのお住まいが埼玉県行田市酒巻であったとしても、それは単なる偶然の一致に過ぎないの ....
まけじゃんけんというものをおそわりました
さきにあいてがだしたてに あとから
わざとまけるてをだすじゃんけんだそうです
ぱーには ぐーを
ちょきには ぱーを
ぐーには ちょきを
ま ....
正月からこっち、急性肝炎になるわ風邪をひくわでぐちゃめちゃな毎日を過ごしている。昨日ようやく雑炊が食べられ、今日ようやくベッドから這い出せたというくらいで、いつまた寝込むかわからない。そういう状況でネ ....
兎の好きな彼女のために
ペットショップで衝動買いをした
白地に茶色で小さくてかわいくて
その頃僕たちは同棲をしていて
彼女はその兎をピーターと名付けた
2DKのアパートの寝室だっ ....
おれは見たい、
赤錆びた鉄塔の頂きに
鳥のように爪先立って
人影のなくなった都市を見たい
きみとだ
おれは見たい、
太陽のとなりに炸裂するもうひとつの太陽の誕生を
塵からつくられ ....
「お先に失礼します」
の言葉を交わしあう金曜の夜
今週もなんとか無事に働けた自分に
「おつかれさん」と一人つぶやいても いい
自分の肉を
飢えた{ルビ乞食=こじき}に食べさせ ....
『まず、ないものねだりをしないこと』http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=781&from=listdoc.php%3Fcat%3D5%26from%3D ....
正午だ
ダッシュ!お昼、のあとでゆっくりと《神々を噛むためのガム》を買う
お気に入りのキシリトール、あの木陰がいい
アラニン化合物、腰をおろしてゆっくりと
フノラン(FN)とリン酸カルシウム( ....
--少女の前に突き出されていた花火のうちのひとつが
ひくひくと火花を痙攣させて果てた
藍色の少女には、
次から次へと灯を移し代えられていやいや燃えている花火が
ただのモノクロの火花にしか ....
【透明人間の憂鬱】
透明人間の悩みは
最近、髪の毛が薄くなってきたこと
これでも若いころは
リーゼント、ヨロシクきめて
ハマのあたりでバリバリに透明だったぜ、ってなもんで
今ではバ ....
芳賀梨花子さんの『Is it good or not?』http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=78の「スウプ」
{引用=ねぇ、そろそろ、好き嫌いばっかり言ってな ....
芳賀梨花子さんのおすすめリスト
(32)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Planetica(惑星儀)
-
カワグチ ...
自由詩
5
09-4-11
詩学社、そして寺西さん
-
角田寿星
散文(批評 ...
54+*
08-10-10
そら
-
たもつ
自由詩
32*
07-4-12
飛行兵
-
石田 圭 ...
自由詩
25
07-3-8
にぎってみな
-
水在らあ ...
自由詩
31*
07-1-18
James_Brown's_Funky_Christmas
-
構造
自由詩
12
06-12-23
欲深い祈り
-
渦巻二三 ...
未詩・独白
5
06-11-13
やきそばパンはいかにしてなくなり、夏はどのように始まったか
-
Monk
自由詩
29*
05-8-31
雨のなかの火
-
安部行人
自由詩
11
05-8-30
都市計画/楽園
-
カワグチ ...
自由詩
14*
05-8-28
PARTY
-
馬野ミキ
自由詩
18
05-8-28
詩と“私”を切り離せ。
-
大覚アキ ...
散文(批評 ...
61*
05-7-13
オレンジ
-
太郎本人
自由詩
24*
05-5-5
プッチンプリン
-
大覚アキ ...
自由詩
11
05-1-14
火の断章
-
安部行人
自由詩
13
04-12-14
チアーヌさん「かわいい匂い」に関する私見
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
31*
04-10-27
ANOTHER_GREEN_WORLD
-
カワグチ ...
自由詩
51*
04-10-1
ママレード・タイムス
-
umineko
自由詩
7*
04-7-3
「穂村弘の夜」
-
山田せば ...
短歌
11*
04-6-30
逆巻く酒巻
-
佐々宝砂
自由詩
5*
04-6-1
まけじゃんけん
-
汐見ハル
自由詩
29*
04-3-24
私の詩にポイントを入れてはいけない
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
4*
04-1-13
ピーターと僕
-
いとう
自由詩
14
03-12-1
Love_Song
-
安部行人
自由詩
29
03-11-29
誰かがくれた桜じるし
-
服部 剛
自由詩
6*
03-10-26
「徹底的印象批評」のすすめ
-
渦巻二三 ...
散文(批評 ...
14
03-8-21
《SUGARLESS_XYLITOL》
-
川村 透
自由詩
3*
03-8-1
『9月11日の線香花火』
-
川村 透
自由詩
5
03-7-11
透明人間と
-
たもつ
自由詩
47
03-6-23
「スウプ」と「ちくわぶ」
-
渦巻二三 ...
散文(批評 ...
8
03-5-14
1
2