すべてのおすすめ
ゆうぐれが
ひとつずつ死んでいく

さよなら、それでも
また明日
会えるといい。

なんども手をふる
彼は
東ばかりを見る



橙の
奥 ふかく
つめたく 
や ....
夕刻
おとこまさりの包丁裁きで
頭を落として
からだを開いた

中骨を
刃先でなぞる
膜を破る
洗い 流す
ぴりぴりとあかい
赤は
どこまでも
泣き止まない


鍋の底で ....
高架下の
冷えたコンクリートに
みみを添えて
こうこうとひかる夜の電車の
進む方向を
聞いている

せわしなく交差する線が
夜へと潜る
瞬間
手にするのは
あざやかに灯るうたごえ ....
けらまごさんのよさんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
土の匂いを噛む- 自由詩13*04-9-10
あいまいなからだ- 自由詩14*04-7-6
羊水- 自由詩504-6-24

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する