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朝は光りだ
輝ける光りの庭だ
雀のためにも
晩秋の野の可憐にも
大樹にも
そこから旅立つ色彩にも
もちろん、鴉よ
おまえにとっても
黒い姿がなお
厭われたとして
誇れ
吾は黒し、 ....
貝殻になって
砂浜で美しく暮らそうだなんて
夢を時々みては波に
叱られているよ
こんなあおいなか
住まわせてくれている
地球に返しきれない
恩をいったいどうしたら
じっと海の底 ....
{引用=北のはるかに村があり
名前忘れた木が
ぽつんと
あって
海を知らない小鳥が枝に
止まっていました
ひとりっきりで
道を知らない蒼い花が一輪
根元に咲いていまし ....