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むしられた羽根が
散らばる四畳半は
着古した洋服の匂いが漂う
何週間も閉じられたままの
ノートパソコンは
化石になって ....
携帯メールの送り先が
特定の3つに変わった。
欠けていった鉛筆たちは
ころころ
机から床に転げ落ちて
旅をはじめた。
*
交わらない
平行線も
やがて海 ....
ふたしかさ。
たしかなふたしかさを持つ
それが彼のこころ。
みえるようで
みえない。
いつも家族が集まる夕飯時に
そっと背中を通って
硝子窓を覗く
それが彼の部屋 ....
プラットホームの蛍光灯を
なぞりながら
おりてくる
ぬくもりをもった
夜の闇。
夜の市ヶ谷駅の
下には釣り堀があって
人々はうなだれながら
みたこともない
翼の生え ....
つゆぞらの
車窓にぴしゃり
みずのゆめ
ふいに気がついた
目のあった
エレベーターの鏡に映る
水の目をしたあたし
着替えた綿の白シャツの
まとわりつく
抱擁の感触 ....
孤独とは、本当は独りではなく
ふたりのあいだに、常に存在する影
光が闇からうまれるように
愛も孤独からうまれる
ぬくもりとは、その孤独が
幾重にも重なり合いうまれた
....
石をみている
石の奥に映る光をみている
石の奥に映るわたしをみている
石の奥に映るわたしの瞳をみている
石の奥に映るわたしの瞳に映る光をみている
石とわたしのあいだには
....
月は
見えない音をたて
真昼の闇の滝を滑り堕ちていく
否
堕ちるのではない
昇るのだ
わたしを介してあなたへと
絶望に煌きながら
地の底の淵で
やがて幾人もの人間 ....
雄大なる大自然の彼方の果てを
奇蹟と名づけよう
あなたとの刻
寄せては返す波の如く
迫りくる愛に
遥かなる未来を託して
明日には終わりはない
続いていく
彼方まで
....
遠くながい光よりも
今、あなたの目の前にある
一秒の光を
直視しなければ
あなたの壁は壊れない
あなたが逃げれば逃げるほど
壁の数は増えていく
わかってはいる、とあなた ....
遠くにもえる空
なにかがやってくる 予感
甘いカフェオレで眠らせたこころに
透明な釘が刺さる
走る列車の軋みに
見送られていく時間
夕暮れの空はどこまでも美しく
わたしを ....
Gitonさんのあおい満月さんおすすめリスト
(11)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
カナリヤの羽根
-
あおい満 ...
自由詩
6
14-10-12
シチュー
-
あおい満 ...
自由詩
3
14-8-22
『こころ』
-
あおい満 ...
自由詩
10*
14-8-17
『うたごえ』
-
あおい満 ...
自由詩
10
14-8-6
『水』
-
あおい満 ...
自由詩
5
14-7-12
『孤独とぬくもり』
-
あおい満 ...
自由詩
3*
09-2-17
『石の鼓動』
-
あおい満 ...
自由詩
7*
09-2-16
『真昼の月』
-
あおい満 ...
自由詩
4*
09-2-13
『波間』
-
あおい満 ...
自由詩
2*
09-2-12
『わたしへ』
-
あおい満 ...
自由詩
5*
09-2-11
終点
-
あおい満 ...
自由詩
3*
09-2-10
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