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水の都を出発したのは
十五の頃
父と叔父に連れられて
大量の宝石を買い込み
船に乗り込んだ
タルタル人の庇護のもと
海峡を渡る蝶を見ながら
砂漠を越えた
王は大いに感心する
髭を撫で ....
 今宵 都市の片隅で 人知れず行われる 儀式 口封じ
 甘いだろうか 苦いだろうか いずれにせよ 言葉は四角い 箱に入れられ 心の海の 奥底へ 沈められる 秘密は 知られないほど 強い 光を放つ
 ....
魚のような君に会う
街はまだひびわれている
昔の靴を引っ張り出してきた
新しい靴のようにいい音をさせていた
もう
幸せにならなくていいかも
泣きながら笑っている

    ☆

堕 ....
一羽の鳥が
世界の果てを見に行った
そして
泣きながら帰ってきた

飼い主は訳を尋ねたが
何も言わなかった
いや
言えなかったのだ

そのかわり
鳥の羽毛は青く変わっていた
日 ....
Gitonさんのやまうちあつしさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
東方見聞録- やまうち ...自由詩2*14-10-8
口封じ- やまうち ...自由詩314-9-29
地元の恋人- やまうち ...自由詩214-8-27
青空の起源- やまうち ...自由詩2*14-7-29

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