すべてのおすすめ
吹き渡るのは九月の
上風を食む草いきれの歌
輝きのなかの
沈黙よりもお喋りな
聞き流し
自転車は立ち止まり
カレーパンを頬張り
文庫本を繰って
雨上がりにはきっと
昨日よりも青く
午後をもっと愛 ....
世界の密度を
花の器に
綴じて
うすく
色を忘れていく
真上の太陽は
放射状に延びて
時間を留めながら
僕を導く
よーく見てください
西から見ると
富士山の頂上は
ちょぴり
尖ってます
南から見るとほとんど平なのに
ちょっぴり尖ってる方が
カッコイイ
高台から 見下ろせば
雲が唸りをあげている
雲を突き抜けようとする 音がする
街の灯りは 木々の間からも見える
サイレンが パトカーが 消防車が 甲高い音が
地を這う
まだ ....
ヒガンバナが今年も灯る
曖昧を許さない輪郭で
そのくせひどい曖昧を宿す
秋に咲く大輪は葉を持たない
何もなかったところから花火みたいに
茎だけで伸びて
夢見がちなひろがりではじけて、 ....
飛び込みたくなるような星空
私は綺麗なものを手に入れる事はない
ぼんやり窓のこちら側で輪郭を失うだけだ
その日幾度めかの冬がやって来て
バスに乗り遅れたわたしは烈しく吹きつける雪のなか
ケモノのたちのあたたかな匂いを消し去り
純白の告白を求めてひとりさまよい歩くのでありました 。
....
あの日別れ話をした駅のホーム
周りの目も気にせずに流し続けた涙
声にもならなかった最後の叫び
貴方の去った後
貴方はもうここには戻ってくることはなくて
あなたが居たこと全てが夢みたいにおもえた ....
足元に広がる
春の柔らかな
日差し
言葉と色にあふれたふきのとう
心に焼き付いて忘れられない
こんな時
うまい言葉が浮かばなくて
あなたに贈る一枚を千枚めくって探す
ゴールデンベル
春を運ん ....
向かい風、吹雪の下校道。
風速10メートルと零下10度の結婚で生まれた雪のカミソリに
顔を傷つけられないように、後ろ向きで歩く。
「大丈夫だから。」って言って
かばうように前を歩いてくれる友達 ....
書き出しの言葉は、思いつかないから前略。
今年の東京は春が来るのが早いよ。
本当の冬は来ないままだから、故郷の二月、思い出してたところ。
−20℃、ダイヤモンドダストを肺に吸い込む日、 ....
中庭に
霜が降りる
春まだ浅き朝
もう少しすれば
太陽の光が
この白を
かき消すだろう
霜は
きらきら煌めいて
日陰の霜は
忘れ去られて
溶けることが
出来ずにいる
薄い緑の
若芽を隠して
間に合うように、自転車を飛ばしてみた。
けれど、ひと足遅くて。
どうしようもなくて。
けれど、このグラデーションも美しく。
一日の終わりを知らせてくれた。
あんな風に
きみとまっすぐ
進んでいけたなら
道端にひとりで咲いてた
君の名前をぼくは知らない
風車のような青い花
君から少し離れた草むらに
君と同じかたちした花たちが集まって咲いていた
どうして君だけそんな冷たい岩壁に
でもとても綺麗だ ....
Gitonさんの携帯写真+詩おすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
雲ゆく人よ
-
天地無用
携帯写真+ ...
6*
14-9-9
太陽の羅針
-
オリーヴ
携帯写真+ ...
1
14-8-3
ちょぴり尖っている方がカッコイイ
-
ichirou
携帯写真+ ...
2*
14-2-15
一本のガランス
-
るるりら
携帯写真+ ...
9*
12-12-19
秋の炎は
-
橘あまね
携帯写真+ ...
19
11-10-6
窓の向こうに
-
たりぽん ...
携帯写真+ ...
4
11-1-12
純白
-
アラガイ ...
携帯写真+ ...
3*
11-1-12
温もり
-
黒猫
携帯写真+ ...
1
10-10-1
希望
-
夏嶋 真 ...
携帯写真+ ...
11*
09-3-12
冬の梢
-
夏嶋 真 ...
携帯写真+ ...
7+*
09-2-25
雪の手紙
-
夏嶋 真 ...
携帯写真+ ...
10+*
09-2-24
日陰の霜
-
風音
携帯写真+ ...
4
09-2-17
名残日。
-
狠志
携帯写真+ ...
2
09-2-12
飛行機雲
-
風音
携帯写真+ ...
3
09-2-12
道端に咲いてた風車
-
青の詩人
携帯写真+ ...
6*
07-4-30