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過ぎては消え 遅れては鳴り
ふたたび現われ 昇りゆく
水たまりの径
ふいの翳り
まだ水は冷たく
指をまわす
見聞きした風
伝えられずに
陽のはざまに揚まり ....
背中に負った
水の赤子が
たぷたぷたぷたぷ
寝息を立てている
雨の日 かさをふたつさし
雪道の上をざつざつ歩くと
まわりからたくさんの
水の寝息がやってきて
....
右肩良久さんの木立 悟さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ノート(ひとつ_撓む)
-
木立 悟
自由詩
6
08-3-13
ノート(寝息)
-
木立 悟
自由詩
2
04-2-16
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