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秋の山肌は
あかときいろにゆれている
思ったより悲しくないらしい

少し風だけが
さみしがりやで
いつのまにか心の中にまで
ふいていた

長袖の人と
半袖の人の同居で
季節のあい ....
この世界の音からのりおくれて
はたして世界に音はあるのだろうか
残らない記憶には意味がない
そう賢者はいった

みてわからんもんは きいてもわからん
厳格な祖父の口癖は
酔えばサイフの中 ....
制服は重かった
着る理由も教えられないまま
私たちはだれもが脱げなかった

なにかというと並ばされた
振り向いて
目があうことがこわくて
ホントウノコトがほしくてたまらなかった

大 ....
私の言葉を
ばらばらにすれば
私がわかるのかな

そうだったらいいな
それなら
どれだけ分解されてもいいのに

きっとわからない
自分でさえわからないからでなく
想いなんて
心な ....
夢みるために生きている
ひとは

かないそうもないといいながら
かなえたくてたまらない

うたうためにうまれたひとと
きくことにすぐれたひとは
空間をうまくシェアできる
かげをつれた ....
小さな花が
音も無く咲くとき
小さいなりの輝きがあるだろう

太陽は
惜しみなく笑顔を贈るだろう

私たちは
知っている
どんな花も魂をゆさぶると

小さい花は
小さいことを
 ....
だれでもよかった
私を連れ出してくれるなら
暗い山奥の村から

しわしわの年寄りになりたくなかった
自然の恵みを貪り食う
老人が仙人みたいな口をきくのに耐えられなかった

年寄りの年寄 ....
暗いとしか言いようの無いことを
考えてぐるぐる
なんで だとか
どうして だとか

特に自分で自分のいわゆる
だめ な 部分を
えんえんと つつく遊びに没頭する

そしていきなり
 ....
雨が空からの使者ならば
私は何を伝えられよう

木々のこずえに
しなだれかかる茂った葉に
この窓に流るる雨水にも
知りたい便りがあらんことを
少し望みてじっと見つめて

このカラダ全 ....
なぜか
いやだいやだって泣きたくなりました
あなたは慰めはしないと思うけど

そっぽむいていていいの
だから部屋から出て行かないで

コーヒーを持つ手が震える
なにがこわかったんだろう ....
人は一人だと知ったのは
夕暮れの空き地に隠れたときだった
もう帰るもんかと思ったけれど
戻るしかない自分を恨んだときだった

なぜ子供は親を選べないの
なぜ生まれる場所を選べないの
親は ....
空に憂いをうたい
こんな風にこんな風に
雨に涙を想い
そんなことでそんなことで
歩けないような息ができないような
か細いことが美しいとおもってしまふ

君と僕らはどこが違うか

海の ....
湧き出る水のある川をめぐって
ダムという池をつくるそうです
下の村では 水がとぼしく
水よ 水よと叫んでいるそうです

上の村では命の川と
崇めている老人は次々しんでいった

川はだれ ....
いつもいつも 
一から始まるように感じる朝は
夕べのやり残しの食器洗いよりも
途中になった本棚の整理よりも

まず

この窓を開け放つところから
始めなければならない気にさせる

 ....
あなたに優しくできない私が
あなたの子供なんです

後姿老いましたね おかあさん
何度も思い直す行く道で
せめて逆らわない
怒らない おさえて おさえて と

窓の景色が流れるのを
 ....
舞う花びらはどこへいく
いつかはこの地に落ちるのに
しっかと根付いた木から離れ
ひとひら ひとひら 
散ってゆく

たとえふうわり飛べたとて
風のきまぐれにまどわされ
たとえひらひら飛 ....
飛んできた花びらはお使いの途中
なんて書いてあるかは
太陽次第
掴んだって無駄だよ
ほら
もう
見えない

レモンソーダみたいな恋はもう ない
泡が綺麗だね
君が そう言った

 ....
チチオヤ ハハオヤって無条件に
子供を愛すとおもってたけど
違ってたんだな むしろ自分を
愛してほしいとおもってるんだな

彼氏 彼女になったなら
相手が大事だとおもってたけど
違ってた ....
貴方の心に手を添えることで
貴方が楽になり
私が生を知り
それで2人が
今を笑えるならそれでいいと思う

貴方の胸に耳を当てて
その音を確かめて欲しいというのなら
私はいつまででもその ....
ゆふれいは
いると思う?
きいた 君がふいに
消えてしまいそうで
抱き寄せた

僕はいきている?
きいた 君は笑って
僕の胸に顔を埋める

こんな風にずっと僕らは

ゆふれいは ....
小さな引き出しがいっぱいついている壁
そこには私のすきなものが入っている
願うだけででてくるその引き出しは
私の夢にはなくてはならないものだった

どこの場所にいてもそれはあらわれ
私には ....
くねくねと曲がりくねった山道に
さしかかる前のカーブを曲がるとき
世界が終る気がした いつも
悲しい気持ちがした

山奥の村は孤独が住んでいる
柿の木の下にうずくまる犬

容赦のないこ ....
私の
この私でさえ
わからぬこの気持ちを
わからないままにわかるという
人を愛したいのだろうか

今の私には
それは違うという声は受け入れがたく

たとえば交差点でぶつかった肩にとま ....
夜になると
寝ないといけないなんて知らなかった
眠らないことで叱られていたと理解できたのは
だいぶ後のことだった

そういうことだったのか と
あのときの母の怒りは
そういうことだったの ....
待つこの身は
悲しい時を過ごしてはいず
数える雲もただ白く見えるから
貴方は心配しなくていいよ

朗々と
どこかで奏でるピアノの旋律
聞こえた気がしたのは私だけにか

この指は
鍵 ....
おかあさん
わたし あなたがうっとうしかった

あの日

窓の内側からわたしをみたあなたは
ころしてしまいたいぐらいこわかったです

おかあさんのおかあさんは天使にみえた

あなた ....
ねぇ

朝になって
何もなくしてないことを知るけど
隣にだれもいないことも
知るんだよ

夢の脱け殻が
落ちてないか必死に探すけど
うなだれた首みたいな
タオルが丸まってるだけ
 ....
軽トラックの後ろから
眺めたあなたの姿が
あまりに女だったから
私はこわくなった
へだてたガラスを殴って
振り向かせたかったけど
バックミラーで私の顔を見られたくなかったから
寝転んだ
 ....
あの頃の私には
人と違う ということが恐ろしくてならなかった
生まれ持ったカラダのどこもが
他のみんなと違ってはならないと思っていた
思っていたのに違っていた
わずかにカタチを違えて備わって ....
悲しい小船をこいでゆこうよ
涙の海を渡ってこの船はどこへいくのかな
明かりも見えない海に浮かんで
揺られる心はからっぽだ
この手も足も動くけど
船からでられはしないから
泳ぐ魚に尋ねても  ....
透明な魚さんの朧月さんおすすめリスト(52)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夕焼けの海- 朧月自由詩1412-9-27
ふたりのこども- 朧月自由詩312-9-26
秋の校舎- 朧月自由詩912-9-25
総画- 朧月自由詩212-9-24
いい夜の空- 朧月自由詩1712-8-28
小さい花- 朧月自由詩1512-6-27
私の住む村- 朧月自由詩209-11-15
一人遊び- 朧月自由詩209-11-15
空からの使者- 朧月自由詩609-11-14
非日常ではない日常- 朧月自由詩209-11-14
家族- 朧月自由詩809-11-13
彼方の君- 朧月自由詩309-11-13
私たちの川- 朧月自由詩609-11-12
一から始まる朝- 朧月自由詩509-11-12
帰省- 朧月自由詩309-11-11
地球の花- 朧月自由詩309-11-11
お使い花びら- 朧月自由詩309-11-10
愛の穴- 朧月自由詩309-11-9
信頼の音- 朧月自由詩309-11-9
ゆふれい- 朧月自由詩509-11-8
引き出しからかかる虹- 朧月自由詩209-11-7
山の村に住んで- 朧月自由詩209-11-6
心干し- 朧月自由詩5+09-11-6
真夜中の遊び- 朧月自由詩309-11-5
あなたを待つメロディ- 朧月自由詩209-11-4
うちあけばなし- 朧月自由詩209-11-3
目覚めに- 朧月自由詩309-11-3
軽トラ家族- 朧月自由詩309-11-2
ひとと違うこと- 朧月自由詩509-11-1
漂流_さらし者の刑- 朧月自由詩209-11-1

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