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私はなぜ生まれたのだろう
誕生してほしかったのは
確かに母の願いだが
生まれ出でたのは私の意志なのだろうか
あれから何度考えても答えがでないのだ

悲しいとおもうたび
苦しいとおもうたび ....
裏切りの朝に
定説どうりの涙は品切れ
入荷待ちの列は長蛇に
しっぽは隣町までスキップスキップ

嘘ついた隠した水面下
あのことあのことあの人だけに
指きり小指をからめてポキリ

静寂 ....
目の前のことにあわててしまって
とりあえず傷つけてみた君を
置いてきぼりの悲しさ知ってるから
先に歩き出した黙って
向かい風のせいにして声を惜しんで
きっと届かないっていい訳くっつける

 ....
黒い空に向かって
黒い影になったマンションが伸びる
まだらな光の 中にあるものは
愛だろうか
透けて見える熱をもった空気に
何かを感じ取ろうと目をこらす

しらじらしい光を発してコンビニ ....
どんぐりもおちる影なし 古隧道


吾の庭に 身の程知らずの柿がなる


干し柿を目印にする 祖母の家
欠けた言葉で怪我をする
優しくないね
だれもが優しいだなんて
思っちゃないけど
なぜなのいたずらに
突き付ける尖った心

情けないほど悲しくなった
なにもないことに
痛みがあるのは知 ....
お前は強いなと言われても
あなたは弱いですねと言うしかなくて
言ったからといって私の気持ちが
どうにかなるものではありません


お前は大丈夫と言われても
保障もない断言だけで
生き ....
物言わぬ足が私を見つめている
それは君の足だ 君が歩きつかれて
私の目の前に四肢を横たえて眠る足先
見るともなく触るともなく触れて
その足裏が少しいびつなのに気づく

君ハソウダッタノカ
 ....
大事にしているガラスのビンに
今日もそっと秘密を隠す

ミチャダメ デチャダメ

蒼の中に消えた秘密のひみつの光り

苦しさと喜びと分かち合いと切なさ
切なさは刹那さになり 刹那さは心 ....
夜に私の影はなし
だから今は一人歩きで
星がいるとか 月がみてるとか
そんなことよりも一本の缶コーヒがあたたかい

公園のブランコにはだれも乗っていない

今日という日の後悔を
全部数 ....
風の音をきいている
この身を吹かれるに任せて
開け放した窓 揺れるカーテン
夜のにほひ

どこかへゆこうかしらん
遠くの電車に揺られる心地


ひとり がたんごとんごとん
外には ....
大事な人はいつもなにも言わない
それはだめだとか これをしろだとか
黙ってる私から遠くない場所にいてくれた
しわのある手でなぜてくれたあの人も
こわい顔で横をむいたあの人も
それでもいること ....
だれかをすきだという気持ちと
それを素直に言えるという行為には
なぜ隔たりがあるのでしょうか
たとえば食後のコーヒーを
いるのかいらないのかと同じぐらいに
きけるのであれば憂いはこない

 ....
眠る というそのとき
人は一人になる
見ることをやめ きくことをやめ
うちへかえってゆく
今日にさようならをするそのとき
永遠に の気持ちがよぎる

さようなら

さようなら

 ....
見たくないという私の叫びが

みたくないよぅ  

と小さく響き

カーン
カーン

となにかの外れる音がした
それは世界のずれる音
背負った苦しみはきっともう
なくなっている ....
色んな意味であなたとは
やっていけないと思った夜に
あなたから別れを言い出されました
ちょうどいいと思った私なのに
あなたをころしたいとおもったのです

色んな意味であなたとは
わかりあ ....
たとえばみせるために
死の予告をしたり
とめてほしいがための
自虐行為を
無くしてしまえと魔法を使ったら
世界は平和になるでしょうか
違法という名でとりしまって
すべてを削除していったら ....
私は目を閉じる
下瞼のほうへ意識を集中させる
まるで世界を下へ押しやりたいみたいに
あえいでも泳ぎきれない波のように
なんやかやが迫って息もできない
やっと
口をひらいたときに出てきたもの ....
私の質の悪い悲しみを
ひとつかみ小鍋にぶちこんで
英雄気取りというスパイスひとふり
偽善者というスープを加え
一生懸命というだしを足して
永遠で煮ました

出来たものは
なんであれ極上 ....
風が柔らかく吹いてくる
凍った心の中までも
この手の平を空にかざして
まぶしい太陽をさえぎる

過去の時間の愛しさに
ひたりたい気分を振り払って
きらきらの光に遊んでみる
今を生きる命 ....
私はおそるおそる事を成し遂げた
安堵の息は空腹を教えた
それほどまでに熱中していたのだ
イキテイル証を創るために

ナニカがあらわれてくるのを
待ってばかりの毎日の中で
あなたがもたらし ....
君へ寄りかかるフリをしながら
君の世界を盗み見る
僕の心の隙間に秋の風が吹いてくる

黄金に揺れていた稲穂は刈り取られ
赤に燃えている山が映りこむ
そんな折々の季節に彩られ

また君は ....
透明な魚さんの朧月さんおすすめリスト(52)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
しねないとおもった- 朧月自由詩509-10-31
駆け引き_ある恋の場合- 朧月自由詩209-10-31
今朝君を傷つける- 朧月自由詩309-10-30
黒い影- 朧月自由詩209-10-29
秋の候- 朧月俳句309-10-29
理解不能- 朧月自由詩309-10-29
考えた結果- 朧月自由詩609-10-28
語る足先- 朧月自由詩209-10-25
秘密の小ビン- 朧月自由詩309-10-24
なんとなくの今日- 朧月自由詩409-10-24
夜汽車に揺られて- 朧月自由詩309-10-24
あなたのことが大事です- 朧月自由詩309-10-23
あなたとの夜は- 朧月自由詩509-10-22
眠りにオチル- 朧月自由詩309-10-21
世界のずれる音- 朧月自由詩309-10-19
コスモス- 朧月自由詩409-10-18
カウントダウン- 朧月自由詩509-10-17
世界は下瞼に押しやって- 朧月自由詩609-10-16
勇気のスープ- 朧月自由詩409-10-15
イキルヒカリ- 朧月自由詩209-10-14
イキルための行事- 朧月自由詩209-10-13
君と僕の世界- 朧月自由詩509-10-12

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