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影に追われながら月を追います
切り絵のような林の向こう
夜空の手鏡に手をのばし
まぶしさの向こうに空蝉をさがすと
指先にしがみつき
掴み取るとカサカサと砕ける
乾いた血のような残照の地平で ....
骨のような夏が街におりてくる
空はまぶしすぎて暗示しない
目を細めて輪郭や影を
確かな物にしようとしているだけで

湿った風は川からあがってくる潮の香りがする
どこか遠いところまでいつ ....
  この季節に居たくない夜
  どこか、向こうがわを見ようとする
  すべり台の天文台に寝そべって

どんな温もりでも
消えていくときはいつも赤い星
経験の記憶が
証ではないのに
あい ....
百瀬朝子さんのたりぽん(大理 奔)さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Mtume_Venus- たりぽん ...自由詩5*09-9-7
残照- たりぽん ...自由詩1309-6-15
虹が染み、- たりぽん ...自由詩8*09-3-22

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