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ふゆの匂いがする

ほわり、
冬のお喋りをしよう

たくさんのきらきらするものが
眠たそうに待っているのは、きみの春
あの頃の小さな息吹が
ほわり、と手さぐりしながら
追いかけてくる ....
ショートカットキーが
人生とは三秒の積み重ねだと教えてくれる
そんなに慌てて何かを作るくらいなら
ゆっくり余裕をもってやればいいのに
それでもショートカットキーはあり続け
ショートカットキー ....
突然やってくる悪魔ちゃん
おうーーー

自分の力ではどうすることもできないし
場所によっては最悪だ
あいつは何なんだ
本当に空気読めない

たまに私をからかうくらいの振りをして
突然 ....
溺れていく架空の感情と
傷付いていく僕の呼吸
限りなく嘘に近い紛れもない真実
また喧騒の中に
沈む、沈む

嘘と水と夜と
僕は花みたいに死んでいて
君が夢みたいに歌っていた
本当に楽 ....
遠い 遠い 空の 空の 下
あなたはどうしているのでしょうか

ただ胸にポカリと開いた穴から
静かにトウトウと流れ出していくようで

酩酊して
街の片隅のコンクリートで忘れ去 ....
水鏡に
私をうつしましょう

私は醜い

何を基準にしよう

過去の話
自分以外の誰かに
固執した時の話

醜いものがうつる
水鏡には

忘れてたっていうか
 ....
大きな水槽の中に入ってしまったのは、
久しぶりだった。


そこは、ゆらゆらうごめいていて、
別々の世界が水素と酸素を融合させている。


やさしみの泡は、その中をぷくぷくと
漂って ....
彼女の朝食は
チーズトーストと、シリアルと、サラダ
スライスチーズを乗せたパンをトースターに入れると
シリアルとサラダの準備をする

ある朝
シリアルが10g足りないと
彼女が泣いた
 ....
薄暗くほこりっぽい店の窓際
そっと外を眺める姿に
ひとすじの涙を見つける

はじまる前に終わっていた過去があふれ
秒針が
左回りを始めた
きっと今なら
部屋の引き出しに異空間への入口が ....
日向
欠伸をしている わたしの
弛緩したくちびるに
消防士が侵入をする
繊細な内臓
大音量のなかで わたしの
太陽が鎮火した
 焦げ臭い
拒むきみを探るゴムホースの舌
ちろちろと ま ....
 
十くらいはなれた
妹に
よく似た娘に
やさしくしてしまう

やさしくした後で
そのうかれた顔は何だと
誰かに言われたわけではないけれど
きっと僕は
そんな顔をしてる

もっ ....
そこに
風の道はなかったけれど
風を運ぶものはあった
見えない軌跡を引きながら
きみの空中ブランコが接近してくる
渦まく風のすべり台では
空のクリオネたちが目をまわしていた
宙を満たして ....
ご飯を食べられないから
せんべいと
ミネラルウォーターだけで
生きてみようと思う
というとあなたは苦笑して
もっとやせるよ
と言うんだった

冗談ではなくて
吐いてしまうのだと話すと ....
{引用=





蕾の温度の
貴女の愛



花びらを
散らすように
こぼれる

紅の 白の 黄の 紫の
言葉 透明の雫



 あの日
 雨の中を
 歩 ....
昔ママが僕に言った
「ママの背中には目があって
 お前が悪さをした時には
 すぐに わかるようになってるんだよ」

だけど僕の背中には
あいにく目なんかなくて
君が悪さをした事には
気 ....
秋鮭って捨てるところ無いんだよね
骨や皮まで美味しくいただけるし

そんなこと話してみたら

「人生だって同じだよ」
あなたは秋鮭のルイベを美味しそうに頬張った

だと良いけどね
な ....
足跡を探しては
途方に暮れた
痕跡すら残さずに
記憶だけ残して
君は行ってしまった

過去に還ろうとして
流すのが涙なら
それは記憶の海の
ほんの僅かな部分

君がいて、私がいて ....
{引用=悲しみを知らない人などきっといません、


同じような顔で同じような服を着て、
量産型が街を歩いているよ、
ねぇ、
おかしいね、
おかしいね、
同じでなければ怖いんだ、
臆病 ....
蜂蜜ミルク
いつもどおり
布団に入ってから
胸の痛みを自覚した
翌朝のレントゲン
小さな亀裂は
ドクタには診えない
僕の肋骨の
悲鳴

必要以上に
生きるのが好き
擦り切れそう ....
ぶら下がっているわたし
の、創立八十年
の、生後十一年
の、柔軟を奮って弾丸になり
この袋を突き破るのは
口のゆるめ方がせこせこしているので

権力は
狡猾なのではなく
短絡的なので ....
{引用=
    霜の匂いを纏って
    母さんのおさがりのコートを着て
    毛玉だらけの手袋で
    髪にはすこし粉雪をつけて
    息はぼんやり白くて
    頬 ....
孤独は ビタミン
孤独は 存在
孤独は 原子核

私の小さなマイナスを あなたの周りへと投げる
電子のひと粒で

私たちはつながっている
ように見える

私たちは触れあっている
 ....
住む人の居なくなった実家
風を通すために帰省して
東京に帰る日の昼食は
味噌ラーメンが美味しいと
親父が通っていた店で食べる

 若いころ札幌で食べた
 味噌ラーメンの味に魅せられた親父 ....
気がつけば
柔らかな布団が体を包みこんでいる朝
遠くから聞こえる踏み切りの音
肌寒い朝の目覚めは私を憂鬱にさせる

嫌なことを思い出させる季節、冬
雪の如く心に降り積もり熱を奪っていく思い ....
生きている
というのは
そう、
ぼくじゃなく
他人だ。

それは人じゃなく、
空かもしれない。
花かもしれない。
風かもしれない。
海かもしれない。
ぼくたちは
そういうと ....
どれほどに僕らは
沈黙に殺されてきたのだろう
スモークをかけられた
世界は灰色をしている
 
合理的に生きていくために
必要なものは
ほんの少しで
当たり前へと変形
 
気付かない ....
遠い空とつながったきみが
小さな点になる
それは消失してしまいそうな
さびしい孤独であるのに
ふしぎな水色に輝いている

逆さまから立ち上がるときのきみは
やさしい速度でやってくる
淡 ....
浅瀬に繁る葦たちを敏く一望に過ぎ、
彼の地エジプトでの安らかな暮らしを恋う
されど、ああ。すでにサファイアの瞳に囚われたこの身
ただ、鉛色の心に惹かれては哀しみを知り、
涙の雫で翼を濡らしてさ ....
もし君が僕に銃を突き付けるなら

僕にも銃をくれ
そして七秒くれ

互いに銃を突き付け合うんだ

僕は引き金に指を掛けないけれど

突き付け合う必要があるんだ

突き付け合って五 ....
君のあとで
僕は手を洗う

君の湿りを
指に
残さないように

ミューズ

薬用
ということは
消毒するのか
君の
君の何を

ことさら
勢いをつけて
これでもか、と ....
百瀬朝子さんの自由詩おすすめリスト(182)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
きらきら- さくら自由詩18*09-1-26
ショートカットキー- 虹村 凌自由詩7*09-1-22
お腹が痛い- こうこ自由詩309-1-20
左頬にキスを- 智鶴自由詩309-1-19
AM05:46- 瀬田行生自由詩21*09-1-18
水鏡- 瀬田行生自由詩609-1-10
ブレス- さくら自由詩12*08-12-25
彼女の朝- chick自由詩6*08-12-15
インスタント- FUBAR自由詩3*08-12-11
交絡- 伊月りさ自由詩4*08-12-10
- 小川 葉自由詩21*08-12-8
サーカス- yo-yo自由詩11*08-12-3
さびしさを吐く- かんな自由詩31*08-11-25
花の囁き- まどろむ ...自由詩4*08-11-24
僕はママになれない- chick自由詩9*08-11-21
いつくしみ- 恋月 ぴ ...自由詩32*08-11-16
記憶の海- 浅井実花自由詩108-11-15
心臓- 士狼(銀)自由詩11*08-11-15
蜂蜜ミルク- 氷魚自由詩2*08-11-14
有袋- 伊月りさ自由詩6*08-11-13
生姜湯- Affettuoso [ ...自由詩18*08-11-11
イオニア- umineko自由詩13*08-11-9
味噌ラーメン- kauz ...自由詩26*08-11-8
眠り姫の冬の朝- 緋月 衣 ...自由詩6*08-11-8
生きている- ゆうと自由詩4+*08-11-5
モラトリアム- 倉持 雛自由詩608-11-4
空中ぶらんこ- 佐野権太自由詩19+*08-10-23
冬の燕_☆- atsuchan69自由詩11*08-10-18
平和のポーズ- 高橋魚自由詩3+08-10-13
ミューズ- umineko自由詩9*08-10-2

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