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おなかが空いてパニックになった
夕陽が不気味に背中を追ってくる
こういうときなんだ誰からも
愛されていないとわかるのは
こどものときからそうだったんだ
証人は僕しかいないけれど
自分は ....
鉄の繊維に水滴る
明け方に激しく呻き
瑣末な棘と澱を具して
しのび足で階段を登る
声はどこからやってくるのだろう
有意義さは何にやどるのだろう
街が簡素な光に満たされて
ベランダから ....
空に そして風に
ひとり仲間はずれになった人のうた
掌に そして髪に
愛されなかった人のうた こぼれる
ゆるやかな夜のカーブ
時間をするするとほどく
リボンのように
冷たく光る夜のカ ....
その詩を書いて僕は死ぬ
浮遊して目的もなく
受け取り人指定もなく
切手も貼られていない
これといって特別ではなく
目新しいところもなく
自己弁護も含まない
一人で生きる感謝の ....
BOOKENDさんの瀬崎 虎彦さんおすすめリスト
(4)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
かえりみち
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瀬崎 虎 ...
自由詩
10*
09-8-31
隠喩の肉体
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瀬崎 虎 ...
自由詩
1
09-7-10
生きてみた
-
瀬崎 虎 ...
自由詩
1
09-7-6
その詩を書いて僕は死ぬ
-
瀬崎 虎 ...
自由詩
7*
09-5-15
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