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大地は
昔、空だった

けれどもいつか
空から落ちて、
大地は空を
諦めた

固く
そびえて
堅く、
沈黙をして



大地は
昔、海だった

けれどもやが　.... およいでいる、ということに
気がついてしまうと
溺れはじめる


　わたしが
　わたしを忘れることも
　たいせつな息継ぎ

　うまれもった、すべ



音色、という文　.... 欠点はね、
やさしく撫でられたら
十分なのです

無理をして語らないでください

いろいろな角度から
見つめないでください

寄りそうだけで
よいのです


見渡せば　.... 吐息が
しろく曇るのを見ると
少し、安心できる

わたしの日々は
ほぼ偽りかも知れないけれど
熱だけは、進もうとする熱だけは
たしかに思えて
安心できる



いつだっ　.... まあるい卵にうさぎの眠り
たゆたう袖から
虎のまなざし

いつかは還る最果ての灯へ
のぼる姿を
手から
手に


浮かべた舟は遠ざけて
くれない川面に
こもりうた

幾　....

BOOKENDさんの千波 一也さんおすすめリスト（5）
タイトル	投稿者	カテゴリ	Point	日付
大地のトラウマ	- 千波 一� ...	自由詩	3*	10-2-12
水の器	- 千波 一� ...	自由詩	12+*	08-12-11
同心円	- 千波 一� ...	自由詩	8+*	08-12-8
雪が混じる	- 千波 一� ...	自由詩	20*	08-12-7
雪月花	- 千波 一� ...	自由詩	13*	07-1-7

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