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幼き日の僕には小さな世界で
起きている出来事が当たり前だと
思っておりました

家族の団欒など妄想の域で
何所の家庭も寂しい食卓なのだと
思っておりました

自殺したいと 殺して欲しい ....
音のない世界に堕とされた
何も響かなくて消えてゆく灯火
どこに在るのだろう
私の声
指の間を滑る空気が冷たい

捕まえられない糸が
後ろへ虚空にまみれて
闇の中に筋となって
消えて見 ....
窓の外を眺めております
もうずっと前から
私には四角い空しか知りません
その青に雲が流れ小鳥が踊ります
外はどれほど魅力的でしょう
溜息を舌の上で転がしながら
よく考えます

外は怖い ....
何も考えずに野菜を切っていた
夜には帰ってくるあの人の食事を作る
食べやすいように細かく刻む
水に漬けて灰汁を取り除く

塩で味付けをする
旨みが増すようにと
気付いてもらえないけれど
 ....
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タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ごめんなさい- AKiHiCo自由詩109-5-2
シャングリラ- AKiHiCo自由詩508-5-5
部屋- AKiHiCo自由詩308-3-15
夕食の支度- AKiHiCo自由詩207-10-13

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