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繋がって
また
諦めた
歯がゆさで
ワンマン電車が走っていく
わたしの
肯定を知りたい
たくさんの競争心を
おぼえたふりをしていたらしい
甘やかされている時間にはふと
だれ ....
わたしの声帯から延びた
蔦が
ビリジアンの意地悪だった
集合体は頑丈で 瑞々しい
唇をつたって、ずるずると
出ていく
あのひとの唇をつたって
入っていく
取り返しのつかない色
取 ....
顕現に必要なものを
まさぐる闇雲に
吸収をする短調や
ビブラートに憧れている
視線はぐらついていて
四方八方
飛び出した繊維が晴天を這う
わたしはこんなにも空間に
蔓延るのに
塗 ....
わたしを捨てた手のひらが
わたしを撫で続けるので
土になっていく
右足は季節をかいくぐり
左足は罠にかかるので
台無しになって
あやすように
腕は八本になる
ドアーを
ひいて ....
出口のない体を従わせています
この艱難を
慰める晴れ間は心地よすぎて
そろり、
エックス回目の脱出
背中には
気のせいのような
居場所
と呼んでいるのだが
穴のような
明日を内 ....
すれ違いざま乳房を鷲掴み
突き抜ける情熱は右手
見境のない
ごきげんよう、
歯茎の火傷に障らぬようにそう紡いだ、
根をおろし損ねたらしく。
さんざ勿体ぶって開いたその奥
たったの三畳 ....