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頬から頬へ
まなじりからまなじりへ
打ち寄せる震えを
降りおりる応えを
音は見ていた
けして くちびるには訪れないものを
音は見ていた
ひとり 見ていた
この世界のどこかに
わたしにならなかったわたしがいて
やはり ひとりで歩いているなら
おそらく わたしは
声をかけることができないので
せめて すぐ前を歩いてゆく
少しで ....
かつかつかつ。

夜道で
だれかがわたしをつけている。

よおし今夜こそは! と
くるり
ふりむいた瞬間、

ばーあーん。

からっぽのせなかに
鉄のドアーがとどろいて
 ....
恋なんてものに
出会いそうになったら
それはもう
一目散に
逃げるしかない

だって
ひどいめに
遭うかもしれないよ

とにかく逃げて逃げて逃げて
見えなくなるところまで

 ....
どうしても
寂しい夜

浴びるように
飲む
打つ
買う

内容は


キー
ネットショッピング

だったりする

それも買うのは

子供のおむつだったりする
眠っている
こいびとの背中に
字を書く
油性マジックで
大きく書く

わたしの名前を書く
そっと書く

忘れられてもいい
あした
もう
ここへ
帰ってこなくても

背中に ....
喉から手が出そうな日
何回もトイレに行かないと
間に合わない

朝はバスで
吐いたから
こっそり隠していた
服に
着替える

どうしてこんなに
空が
きれいなのかなあ

わ ....
鼻水が出て
止まらない
わたしは花粉症
どこでもティッシュを出して
鼻をかむ
ミントティーがいいよ
ネロリがいいよ
いいや、甜茶だ
やっぱ西洋医学かな
どうだっていい
そういう問題 ....
なぁ、注さん。ちょっと、話をしようか。
高木と志村は、浮世のしがらみというか・・・仕事で、ちょっと来れないんだよな。
加藤は、あいつ、渋滞に巻き込まれているんだ。
(中略)
注 ....
夕暮れの城

ひかりは厚さを失いはじめひとりまたひとり
公園の砂場から友達がいなくなってゆく
やわらかな指の持ち主を伸びきった影が薙ぐ
夕暮れの城を築く今日の砂が水を失い
ひと葉の小枝を支 ....
歴史はよぉ,こねーな乱暴狼藉が生み出すんでにゃーでよぉ

五十六人目と,自らをそう名乗る藤吉郎が言う
泥だらけの顔で,目だけをぎらぎらと血走らせ,
長い旗指物を持ってのそりと立つ
見渡す ....
わたしにはおかあさんがいます
おとうさんもいます
いもうとも
おじいちゃんも
おばあちゃんだって
ともだちはたくさんではないけどしっかり
しりあいとよべるひともそこここにゆびさすことができ ....
パスタ屋で
蟹スパに憧れていると
ななめ後ろ カップルの男が
こちらを見ている

さっきからわかっていましたよ
こちらを見ているのは

やだ
恋人がいるのに
目の前の彼女を見なきゃ ....
ネットしてる場合じゃない
今日は仕事の初日
ひげ切り整えて
歯ぁみがかなきゃ
おくれっちまう
風呂は沸きすぎ
やがて16ビートを刻むだろう
なのにこんなコトバ打ち込んで
それでも目一杯 ....
    浅く 軽く 雪が降り
    朝は羊の群れになる
    起こさないように
    踏まないように
    横たわる群れのなかを歩いてゆく
耳鳴りが
止んで

はじめて耳鳴りに
気がつく


たった今も
消えなければ解らない
何かに包まれているのかもしれない
たとえば、きれいな空があったときに、それを表すには言葉は要らなくて
指さしゃあいいじゃんと思う自分は詩人とかいうのには向いてないと思う。

言葉にしなくても
しばらく
上、向いて
見ていた ....
いいよ
それでバランスがとれるのなら
あたしもそうやって生きてゆく
なみだばかりでるんだ
つらいんじゃなくて生きることが
いとおしくて どうしようって
しんぱいしすぎたあと
こえをあらげ ....
おもちゃの、胴体が、首と、離れて
プラスチック

中に
ビー玉を、詰め込んで

勝たない生き物です
勝てない生き物です

僕を、愛してくれますか?





黄色い砂が ....
空の紅い光の渦が
おまえの扉を照らしている
こちらにも向こうにも何も無い
おまえはそれを知っているのに
おまえはそれを知っていたのに



おまえの家におまえはいなかった ....
さちさんの未詩・独白おすすめリスト(50)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ノート(降る)- 木立 悟未詩・独白204-5-30
ノート(どこかに)- 木立 悟未詩・独白704-5-23
犬のおまわりさん- 石原大介未詩・独白3*04-4-22
恋なんてものに- チアーヌ未詩・独白504-4-21
寂しい夜- チアーヌ未詩・独白504-4-8
油性マジックで- チアーヌ未詩・独白8*04-4-4
喉から手が出そうな日- チアーヌ未詩・独白504-4-1
花粉症- チアーヌ未詩・独白204-3-31
偲ばれる日々への想い_−追悼、いかりや長介−- 未詩・独白11*04-3-22
夕暮れの城- 折釘未詩・独白604-3-22
桶狭間にて,_五十六人目の藤吉郎- do_pi_can未詩・独白604-3-17
なみうつ_むね- 船田 仰未詩・独白5*04-2-24
独身が長いと- 山内緋呂 ...未詩・独白9*04-2-22
ネットしてる場合じゃない- 折釘未詩・独白304-2-12
ノート(39Y・12.8)- 木立 悟未詩・独白204-2-11
耳鳴りが止んで- RT未詩・独白4*04-2-9
無題- 半分未詩・独白104-2-9
いいよ- こん未詩・独白104-2-8
ニッコロガシ星人とプラスチック怪獣。- クローバ ...未詩・独白3*04-2-8
ノート(けだものの日)- 木立 悟未詩・独白204-2-6

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