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スロープが設置され
単離された感情が乗って行くスロープ
サングラスが監視する目を伏せ
切り刻む風景を随時放り込む

横縞の観覧車が上下に回転する
警笛がしずかに
きわめて静かに鳴っていく ....
 この日本語が疎ましくなったのは、戦後の黒雲を見てからのことだ。それまでの赤銅色だった夢は濃霧に追い出され、密度の高い煤煙のような言語が隙間なく染み込んでいった。鉄工所から噴き上げられる凝固した血液を .... 感情の残像から眼帯を外す強靭な性質は失望の果に散逸した遺作と黒い炎に焚かれた様子も無く紫色の群雲が結束する事で繊細に推移した存在の消滅      四歳の大型動物が銃口を向け貪欲と羞恥に抗う術を調達して .... うすくうすく皮膚をはいだ
 剥がした膜のような皮から光が透けた
板に彫刻をほどこす要領で 次から次へと
腕に軽くあてたカミソリが はいだ

腕に残った剥がし跡はほんとうにいたそうだった
う ....
《81》柴田望さんのKETIPAさんおすすめリスト(4)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
半袖のかいだんです- KETIPA自由詩310-5-26
熔解- KETIPA自由詩108-10-18
射殺された老医師は毅然と憮然と爆破し- KETIPA自由詩108-10-3
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