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 地に伏していた。身体の自由が効かない。目を開けると、そばに灰色の蛾の死骸が見えた。風でうすい翅がゆらめいている。翅の鱗粉がかすかに光る。蛾の数本の細い脚が、宙をつかみ損ねていた。顔をずらし視線を先に ....  冬の空は乾いている。遠くで鳥の鳴き声がしている。車のデジタル時計を見る。空腹で気持ちがわるく、くらみを覚える。午前9時。いや10時だったろうか。もう時間など意味はないかもしれない。昨夜、車の周りにい .... 二十一時、地下鉄で電車を待つ、
わたしに、
「みんなで飲みに行くんだけど、どう?」
他の班のチーフJが、
革ジャンに、ロングブ ....
《81》柴田望さんの光冨郁也さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
落ちた後- 光冨郁也自由詩1008-7-25
砂漠となる- 光冨郁也自由詩1207-3-26
残像- 光冨郁也自由詩106-8-25

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