すべてのおすすめ
雨が似合う日に
とっておきの
憂鬱を着て
雨が似合う道を
お気に入りの
傘をさして
雨が似合う花に
こっそり
逢いにいく
雨が似合う人には
なかなか
なれそうにないけれど
もう雨は
嫌いじゃ ....
眩むように
ひそやかで
賑わうように
うら寂しく
微かに浮き立つ
輪郭を描写するような
凝縮された時間の果ての
雪洞にも似た夜の入口に導かれ
僕は
記憶の中、
遠くか ....
金曜ロードショーや
日曜洋画劇場で
「教育にいい」ような映画を
放映する日は
子どもはコーヒー牛乳を飲んで
映画が終るまで
観てもいいことになっていた
たとえば「ローマの休日」や
....
かあさんと旅した町は
あいにくの曇り空
灰の四辺に囲まれて
虹のリボンが
ゆれてます
ねがいよかなえと
ゆれてます
愛情はピンク 健康はみどり
お金は ....
? 蝶
シ/モクレンの一秒は
蝶の魂と同じ
奇妙に歪んだ美醜の契りが
爪先で蠢いて翅にかわる
うす紫がゆっくりと溶け出し
バスタブの温度を下げる
浴室で眠る蝶の夢は
完全に対称 ....
空だけが高い 世界の隅っこ
風が通ることも難しいくらい
君の息遣いが近い
呼吸と伴に薫る 林檎ジュースとカレーの匂い
あれ?
ねぇ君
昼休みに食べたの?
不安な顔はしないで
別に気持ち悪くな ....
いつものように
髪を結い
いつものように
紅をひく
わたしは何も
かわらない
置き去りの
この部屋で
恋しい
恋しい
恋しいと
嘆 ....
この浴槽を欲情で満たす牡丹雪
ひとひら、
口づけるたび、悲しみの温度が肌を焼く
ひとひら、
白い手に抱かれるまま、別れの雪を肌に降らす
この雪は溶けるため
この白は忘れるため
あなた ....
ミモザの下でキミを待つ、キミを待つ。
雨は銀灰
傘を打つ音、なる、なる、なる。
ちりちり りりり 燃える線香花火。
さわさわ さわわ ざわめく拍手。
ぽんぽろ ぽろろん ....
とにかく
あっちに向かって
歩いてみよう
朝日が
わたしを
呼んでいるなら
ねぇ、かあさん。わたしの初めての言葉って何?
「赤ちゃんのときの?
ぎゅって握った手を差し出して『うまー』って言ってにこにこって
笑うから、母さん、本当にうれしかった。」
うま?な ....
この世界に産み落とされてから
ずっと見てきた光
あの光を手にしたくて
必死に手を伸ばした
でも
この手が掴んだものは空気のみ
光はもっと上にいた
日々 背伸びをして悔しんだり
年々 背が伸びるごと ....
己が認識している、
己を取り巻くすべてが世界と言うなれば
真実だけが世界でなくともいい 。
偽善 虚言 妄想に 毒
何もかもが
世界を繋ぐ 道具。
君がいると知ってたら
よろこんで
迷い込みに行ったのに
《81》柴田望さんの携帯写真+詩おすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
紫陽花
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nonya
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12*
10-6-13
足跡の張
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オリーヴ
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10-6-12
果物の皮を剥くのが上手い理由
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吉田ぐん ...
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09-9-14
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psyche_Ⅳ〜Ⅵ
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09-3-24
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15*
09-3-18
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夏嶋 真 ...
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11*
09-3-2
牡丹雪
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夏嶋 真 ...
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12+*
09-2-27
ミモザの下でキミを待つ
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夏嶋 真 ...
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8*
09-2-20
誕生日の朝
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風音
携帯写真+ ...
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09-2-20
うま
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夏嶋 真 ...
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09-2-19
想撮空間「背伸び」
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緋月 衣 ...
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08-11-30
せかい
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李伍 翔
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08-9-27