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優しい光が降り注ぐ
穏やかに晴れた休日の午後は
微風に吹かれながら
静かに死にたいと思う
毎日が死に続けていて
こころはこんなにも穢れているのに
姿は透明のままで誰の瞳にも映らない
....
吸いかけのタバコを灰皿に残したまま
別のタバコに火を点けてしまう
もう何杯目かは
忘れた
三半規管がサボりだして
その加速が止められないまま
もう上手く歩けるような気がしない
別に酔 ....
同じような空でも
どこか少し違うから
そう言って
その日の雲の形を惜しむように
写真を撮る、君
同じ空を見上げ
何が面白いんだろう
そう思いながらも
念のために持ってきた傘なんか
....
青信号の点滅
ギリギリで間に合わない
そんなことは
わかっていた
でも、
君と一緒なら構わない
そう思った
絶望的な結末
それでも今は構わない
君と一緒なら、たとえ
赤信号 ....
オルゴールの箱を開けると
止まっていた
あの頃の時間が動きだす
もうずっと昔
子供の頃の
何度も
何度も
キリキリと
キリキリと
ゼンマイのネジを巻く
子供の頃みたいに
....
疲れ果てて
色褪せた
繁華街の朝を通り抜け
ガラガラの電車の
ドアのすぐ側の席に座り
手すりに頭を預けたまま
揺られる
満員電車とすれ違うたび
何かが足りないような
そ ....
果てしない闇の中
なぐさめの月を抱く
その瞳に映す僕の罪は
笑うたび優しく刺さる抜けぬ棘
欲望は満たされることはなく
偽りのぬくもりは
終わったその瞬間から
この手の中から零れ
漆 ....
瞳を覗き込んで
悪戯に誘いをかけてみようか
優しい風に乗せて
悪戯に愛を囁いてみようか
こころを曇らせて
悪戯に雨を降らせてみようか
今夜の三日月ぐらい薄っぺらなこころで
....
じゅじゅ。さんの皆月 零胤さんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
透明人間
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皆月 零 ...
自由詩
11
08-10-18
泥酔する三半規管
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皆月 零 ...
自由詩
9*
08-10-8
シャッターを切る音
-
皆月 零 ...
自由詩
9*
08-9-12
砂漠の砂に注ぐ水
-
皆月 零 ...
自由詩
7*
08-9-7
オルゴール
-
皆月 零 ...
自由詩
5*
08-9-4
夏の終わりという駅で
-
皆月 零 ...
自由詩
18*
08-9-3
アウグストゥスの月を抱く
-
皆月 零 ...
自由詩
11*
08-8-20
薄っぺらい三日月の端
-
皆月 零 ...
自由詩
6*
08-8-11
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