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貧しさってどんなこと?

夜、お母さんがいないこと?

お金がないような気がすること?

否定のことばでしか繋ぎとめることが出来ないこと?

砂漠の砂を数えるようなことをめんどくさがる ....
なみだおちる

五線譜のうえ

なみだおちる

ティアドロップス・オン・マイ・ギター


大学の実験室ピンク溢れる

緑の服はどこ肩紐がおちる

お洒落をして今夜くらいは
 ....
お父さんはきょうだれとも話さなかった

たくさんたくさん

お母さんは赤ちゃんと話をしたのだろう

お母さんは話し足りていたから

お父さんはただ眠たいなみだのなかにいる


だ ....
若いってたぶん弁当をふたつ食べれることだと思う

いろんないやなことを無視できることだと思う

酔い方に遠い孤独がにじまないことだと思う

背中に秋の陽を受ける

地獄も天国もない街道 ....
ゼロなんてあるのだろうか

幸福なんてあるのだろうか

桜ぼっちの三月

もう二度と会えないひとなんて

ほんとうにいるのだろうか


街道のところどころに桜を見つける

オ ....
線路には

行くか、戻るか、停まるしかなかった

生きたい

生きて欲しいし生きてて欲しいのだ

死んだら

停まるしかなくなってしまう気がする


見せつけてやろうぜ

 ....
友人は学生のころのことを最近よく思い出すという

セミが腹をみせて死んでいた
けったら生き返るかも知れないな、
そんなことをふっと思いながら考えていた

自分じしんにとってのあのころは
 ....
なにか物足りない
一生懸命な女が好きだ

そとに出さなければ
かくし通せるせつない気持ち

でもこれは仕事だから
公共性のないことは言えない
通せない


悲しいとき
貫くべき ....
高台から海を眺めていると
海がとまっているように見えた

青い革の精緻な模様が
いっさいの動きをとめている

夏光のちからが
今日はすこし遠くに感じられた
陽射しがほどけはじめている
 ....
悲しみには涙がにあう

哀しみには命がにあう

悲しくて哀しくて

暗闇だからこそ

いっそう光に感じやすくなっている

ひとに優しくなったり

申し訳なくなったり

じぶ ....
人生は旅だ
旅のようなもの、ではない
人生は、間違いなく、旅だ
私たちが生まれるまえ、じぶんで買った旅なのだ


そのイメージはこうだ
私たちは生まれるまえ、お金を貯めに貯めた
そのお ....
ざわめきが形を成してゆく

宇宙のものまねは

不安のものまねに似ている

さくらはこの世を化粧する

そこかしこに銀河

そこかしこで爆発している


この世を歩いているの ....
きみと別れて

ぼくは季節を見失う

桜を、

夜を、

匂いを、

化粧を、

花火を、

肌を、

濡れた、

性器を、

きみと別れて

ぼくは季節を ....
きみのつくってくれた

カレーうどんが

得意料理になっています

息子ふたりの

大好きな食べものになっています


公園のさくらは満開で

雲のなかにいるようでした

 ....
かんなさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(14)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
かたいつぼみ- 吉岡ペペ ...自由詩715-8-22
なみだ五線譜のうえ- 吉岡ペペ ...自由詩315-5-22
だれもしらない- 吉岡ペペ ...自由詩614-10-21
さようなら若い日よ- 吉岡ペペ ...自由詩1314-9-22
桜ぼっちの三月- 吉岡ペペ ...自由詩511-3-30
行くか、戻るか- 吉岡ペペ ...自由詩311-3-17
暇つぶし- 吉岡ペペ ...自由詩409-8-28
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩609-8-25
夏の爆弾/秋の煙- 吉岡ペペ ...自由詩509-8-17
路傍の石- 吉岡ペペ ...自由詩509-8-14
人生は旅だ- 吉岡ペペ ...自由詩1309-4-27
K.550- 吉岡ペペ ...自由詩409-4-10
きみと別れて- 吉岡ペペ ...自由詩708-3-31
さくらの雲のなか- 吉岡ペペ ...自由詩908-3-30

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